未知なる技術と未来への予測、科学の進化と人間のドラマ。
SF・近未来系漫画は、私たちを未来へと誘う不思議な冒険をもたらしてくれます。
この記事では、空想と現実の狭間で描かれた、刺激的で洗練された「SF・近未来漫画」を幅広くご紹介します。
おすすめ近未来・SF系漫画21選
AIの遺電子
SF×未来×医療。
近い将来起こりうるであろうSF医療漫画。
人間、ヒューマノイド、ロボット。
それぞれの境目も人間が作ったもの。
人生観を色々考えさせられる作品。
全8巻。
2022年にはアニメ化しています。
アニメ版は原作の補完もしっかりしており、アニメ版から見るのもおすすめです。

『AIの遺電子』
AIの遺電子 RED QUEEN
SF×未来×冒険。
前作『AIの遺電子』のSF・IT・基本一話完結形式から今作は冒険譚。
母の電脳の行方を追う。
前作からの伏線は回収してあるけれど、前作のオムニバスストーリーが好きな人にはハマらないかも。
全5巻。
『AIの遺電子 RED QUEEN』
AIの遺電子 Blue Age
SF×未来×医療。
無印版『AIの遺電子』の前日譚。
研修医時代の須堂の物語を描く。
研修医時代の須堂は無印版『AIの遺電子』より人間味がある。
感情表現豊かな須藤が新鮮。
個人的に無印版のオムニバス形式が大好きだったので、原点に帰ったかのような内容に大満足。
1作目にハマった方は是非読んでほしい。
全9巻。
『AIの遺電子 Blue Age』
アイリウム
SF×未来×オムニバス。
記憶を失うアイリウム。
服用の仕方が人それぞれで興味深い。
辛さや惨めさから逃げるため。
人を陥れるため。
あなただったらどんな時に服用しますか?
全1巻。

『アイリウム』
iメンター すべては遺伝子に支配された
SF×未来×ミステリー。
AIに可能性を示される世界。
精度が上がれば上がるほど依存しそうだけど、裏で操っているのは…
オチに向けてのどんでん返しがスゴイ。
根本の設定と展開力がスゴすぎ。
全3巻。
『iメンター すべては遺伝子に支配された』
イヴの時間
SF×未来×ヒューマンドラマ。
アンドロイドに自我や心は必要か?
AIに仕事を奪われると叫ばれている昨今ですが、現実世界にも当てはまる問いかけだと思う。
物語内ではアンドロイドは家電と同じ。
人間の身の回りの世話をする家電と言われている。
一方、人型であるため、家電ではなく人間と同じように接する人間もいる。
物語内では『ドリ系』と言われ異端視されている。
どちらが正しいのか?
どちらも正しいとは思うけど自分はこう思う。
家の中にアンドロイドが居たら普通に話しかける。
ペットやぬいぐるみに話しかける感覚。
人型で反応が帰ってくればなおさら。
しかも自分を100%肯定してくれる存在。
ストレス社会には必須の存在になりそう。
近いうちにこんな未来が来るのだろうか…
楽しみでもあり不安でもある。
全3巻。
2009年に劇場版アニメ化しています。

『イヴの時間』
星旅少年
SF×宇宙×ディストピア。
「死=眠りの木」として比喩した世界観。
本作では年齢を重ねると体が少しづつ木になっていく。
完全な木=人生の最期。
眠りにつくまでどのように過ごすのか。
それぞれの人生を見つめ記憶を食べる主人公。
そんな中、何をしても眠りにつかない主人公。
主人公の目的は?
なぜ木にならないのか?
ふわふわした作画も可愛らしいのですが、それ以上に死生観について語りかけてくる作品。
結末が楽しみ。
既刊5巻(2025年2月現在)
『星旅少年』
おもいでエマノン
長い髪、編みの粗いセーターにジーンズ姿、吸い込まれるような深い瞳とそばかす。そしてタバコ。ナップザックにはE.Nとイニシャルを縫い込まれている。彼女がE.N――エマノンだ。見た目はなんということはない普通の少女だが、彼女のなかには「地球に生命が発生してから今までの全ての記憶」があった……。梶尾真治の傑作小説を、鶴田謙二が満を持してまんが化。鶴田謙二がこだわり抜いた演出と描写が、ここに結実!
Amazon 公式サイト
SF×ヒューマンドラマ。
原作小説のコミカライズ化。
地球の生物の30億年間の進化の記憶を持つ女性の話。
不老不死かと思いきや、そうではなく生まれる度に前世の記憶を引き継いでいる。
作中では子供を産んで記憶が子供に引き継がれていたが、それまでの記憶を持っていた自分(母になった方)は普通に生活をしており、母の方のそれまでの記憶がどうなっているか興味がある。
『漫画 エマノンシリーズ』
ルサンチマン
SF×日常×非モテ×MMO。
・キャラクターについて
主人公のスペック。
30歳。
ブサイク、ハゲ、デブ、素人童貞、卑屈。
人生の一つの区切りと言われる30歳で中々のロースペック。
当時リアルタイムで読んでいた自分は、普通にストーリーを楽しんでいた。
しかし今読み直してみると、たくろーよりおじさんになってしまった自分がいる。
大学生だった当時より多少人生経験も積み、ある程度世の中の仕組みがわかってきた今読むとただただ苦しい。
悲しみ、切なさ、諦め、色々な感情が渦巻く不思議な作品。
花沢先生の描く主人公は、パッと見のスペックは低い主人公が多く、いまいち煮え切らない。
ただ奥底では少年漫画のヒーローの様に熱い心を持っている。
大人になるにつれて無くなっていく気持ち。
たくろーにはそれがあった。
・設定について
2004年に連載された作品とは思えない設定。
VRとMMOを組み合わせた、まさに仮想現実。
ストーリー内の時間設定では2015年だが、2019年現在でもここまでのギャルゲーは生まれていない。
女の子。家。服。
全てが課金制なところが現実的。
ルサンチマンの連載時に課金制という言葉はあったっけ?
現実でも仮想でも金がかかる。
男ってやつは悲しい生き物だ。
ちゃんとアンリアルの合間に仕事に行っているところが現実的。
学校内でのイベントがかなり悪質で笑った。
・灰色の青春
・モテない男
・何重にもわたる罠を仕掛けての重課金
アンリアルの女性の嫉妬。
現実世界で彼女が出来なくてアンリアルに手を出したのに皮肉がきいている。
・ストーリーについて
アンリアルの製作者、神崎が意味深に出てきて普通に退場したのが残念。
その後出てきたラスボス。
正体が猿だったのに意外性があったが、こちらも唐突に出てきた感が否めない。
ラスボスは神崎に据えたまま展開した方が、ストーリーとしては上手く纏まったんじゃないかと思う。
それでも綺麗に完結したのは花沢先生の素晴らしさ。
最終話のラストページのセリフと第一話のラストページのリンク具合が最高。
全4巻。

『ルサンチマン』
D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜
SF×タイムスリップ×エロ×恋愛×能力バトル。
人口問題で悩む未来世界。
子供は一人の夫婦に付き一人まで。
そんな未来世界で100人の女性に一人づつ自分の子供を残したメガプレイボーイ。
そのスーパーモテ遺伝子を受け継いだ100人の子どもたちを取り締まりより、元の最初の一人をどうにかしてしまおう。
黄金期の少年ジャンプ連載作品(何でもバトル漫画になる)のある意味の被害者。
作者の桂先生は鳥山明先生と親友。
鳥山先生のアドバイスで主人公の髪の毛が逆だってピンク色にスパークして変身する。
完全に超サイヤ人なんだけど、後年『ドラゴンボール超』で、髪の毛がピンク色に変化する超サイヤ人ロゼが登場する。
まさかの逆輸入。
桂先生の本来の構想であるトレンディドラマバージョンも見てみたかった。
全5巻。
1994年にはアニメ化しています。
原作とはだいぶ展開の違うアニメ版も一見の価値有り。

『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』
狂四郎2030
SF×未来×ギャグ×エロ×バイオレンスアクション。
第三次世界大戦から5年。
人々の生活は政府に管理されていた。
バーチャル空間の女性との生活を楽しみに日々仕事に励む主人公。
だけど女性はバーチャルじゃなくて現実に存在するんじゃないか?
現実世界に存在することを突き止めたあとは、大人のボーイ・ミーツ・ガール。
ギャグ要素強め(主に下ネタ)、バイオレンス要素強めだけど、根っこのテーマは純愛。
全20巻。
『狂四郎2030』
いぬやしき
SF×日常×アクション。
改造人間にされた犬屋敷と獅子神。
同じ改造人間なのに二人の生き方が対照的。
一方は人助け、一方は人殺し。
根本は両方とも人に優しく、ただ優しくできる範囲が違っていただけだという…
空を飛ぶシーンや背景の書き込み、臨場感あふれる戦闘シーンは読んでいてとても心地良い。
全10巻。
2017年にアニメ化、2018年には木梨憲武さんと佐藤健さんで実写映画化もしています。
初老のおじさんが大活躍するアクションシーンは見事。

『いぬやしき』
GIGANT
SF×アクション×ミステリー。
街のセクシー女優が、未来人のおじさんから腕時計的デバイスをもらう。
デバイスの仕様で身体が大きくなる。
掲示板で投票した事象が現実に起こる。
1巻を読んでも謎が解けないどころか新たな謎が出てくる。
毎作品、とにかく起承転結の「起」の部分。
つかみの部分は本当に天才的。
全10巻。
『GIGANT』
サンダー3
SF×アクション×ミステリー。
こうゆう絵柄なのかと思いきや、絵柄すら伏線だった。
SF、マルチバース、宇宙人、バトル、超能力、ボーイミーツガール。
2023年に読んだ漫画の中で一番の傑作。
既刊8巻(2025年1月現在)
『サンダー3』
バランスポリシー
SF×未来×少子化問題。
女性が生まれにくくなった未来。
対策として政府は、全国の適合した男児に対して女体化手術を行う。
適合者であった健二は女性になった1年後、親友の真臣の元に現れる。
思春期の男子が適合者だから、人類の危機だからといって、女体化手術を受けさせてくる。
自分自身が受け入れることもままならないのに、周囲の人間の反応もそれぞれ。
全2巻。
『バランスポリシー』
レベルE
SF×異星人×ミステリー×ゲーム。
宇宙一の頭脳の持ち主が宇宙一性格に難がある。
たった1人の人間によるイタズラが宇宙中を巻き込んだ大騒ぎ。
オチまで含めて最高の一作。
全2巻。
2011年にアニメ化。
『レベルE』
キテレツ大百科
SF×コメディ×日常×発明。
アニメ版の印象が強く、キテレツ・コロ助・みよちゃん・ブタゴリラ・トンガリをメインにストーリーが進行していくと思ったが、意外にもトンガリはストーリーにほとんどからんでこない。
それどころかトンガリの名前自体本編では呼ばれない。
全3巻と短いながら流石のストーリーのまとまり具合は読んでいて心地よかった。
藤子・F・不二雄先生の作品は全てそうですが、まったく古臭さを感じることなく未だに新しい発見があり楽しめる。
絵もストーリーも良い意味でテンプレ。
全3巻。

『キテレツ大百科』
藤子・F・不二雄SF短編
SF×宇宙×ロボット×日常。
50年以上前の作品とは思えないくらい普遍的な面白さ。
個人的に気に入った作品『ミノタウロスの皿』
宇宙は広い。
生命の居る星が存在していたら、その星ならではの価値観・文化があるはず。
現代の地球の尺度で物事は測れない。
全体的にブラック・ユーモアが効いており、藤子不二雄A先生のテイストを感じる。
全8巻。
『藤子・F・不二雄SF短編<PERFECT版>』
アフター0
SF×未来×宇宙。
SF物語が収録された一冊。
地球や宇宙の謎を独自の見解でストーリーに落とし込んでいる。
オチも予想外で非常に楽しめる。
こちらもSF好きにおすすめの一冊です。
全10巻。
シリーズに『アフター0 Neo』がある。
『アフター0』
説得ゲーム
近未来の世界を舞台に『生』と『死』をテーマに各キャラの人生を描いた短編集。
日常世界とはちょっとテイストが違いますが、戸田先生の描く根本のテーマは同じです。
「もしも」の世界を舞台にしながら「人間的」なストーリーがとても考えさせられる作品。
やはり戸田先生の作品は「人間」が本質にあるからどの作品もブレずに面白い。
全1巻。


『説得ゲーム』
星屑家族
人の親になるのに免許がいる近未来のお話。
免許取得の判断を行う監査官の子供。
人の親になれるという免許が社会的信頼にもつながるため大人は必死だ。
その人自身の信用スコアが可視化される世界も近いかも。
全2巻。
『星屑家族』
まとめ
漫画の旅人おすすめSF・近未来系漫画21選でした。
医療、薬、遺伝子、アンドロイド、改造、バーチャル。
発売当時は近未来だった時代設定も気がつけばあと数年という作品も出てきた。
個人的に20☓☓年みたいな表現が苦手だったけれど、現実の年代が追いついてきてしまうのならそれも悪くないと思った。
この記事が【SF・近未来系漫画】に興味を持っていただくきっかけになれば幸いです。



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