楽しい漫画ライフを過ごしていますか?
こんばんは。
紙媒体・電子書籍の漫画を5300冊以上購入してきた♡おじさん編集長(@igmonostone)です。
#自炊 #電子書籍 #キンドル
紙の本(多分千数百冊)をほとんど自炊した後の漫画の購入は電子書籍がメインに。
気がついたら7年で4279冊。一年平均で611冊。
…買い過ぎだろうか。いや、漫画好きならきっと普通!…なはず。 pic.twitter.com/9q9aMRxLEg— おじさん編集長@漫画ブログ・でいりーおーじー (@igmonostone) July 9, 2020
【こち亀】を読んだことあるけど一つ一つのエピソードは忘れちまったという方。
【こち亀】の存在は知ってるけど読んだことがないという方。
そんな人たちに向けて!
おじさん編集長が選ぶ【両津勘吉に学ぶ人生で役立つ事】と【こち亀マイベストセレクション】第108巻。
ネタバレは嫌だ!
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【こちら葛飾区亀有公園前派出所】ってどんな漫画?
作品情報
作品名 | こちら葛飾区亀有公園前派出所 |
作者 | 秋本治 |
巻数 | 全200巻 |
ジャンル | ギャグ・コメディ 日常 歴史 |
掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
連載期間 | 1976年42号 - 2016年42号 |
アニメ | 1996年から2004年 |
ドラマ | 2009年 |
映画 | 2011年8月6日 |
※以下ネタバレが有るのでご注意下さい。
両津勘吉に学ぶ人生で役立つ事
その237:没頭できる事を見つけよう
出典:秋本治 こちら葛飾区亀有公園前派出所 108巻 集英社

何を差し置いてもやりたい事。時間を忘れて出来る事。
それは人生を豊かにする素敵な事。
人生の早い段階で見つけよう。
おじさん編集長が選ぶベストセレクション
108巻3話【麗子ドール遂に完成!!の巻】
麗子フィギュアのパチ物が売れていると聞いた両さん。
1/1麗子フィギュアの原型師として1/6麗子ドールの制作を開始する。
両津ミリタリー堂改め、両津美少女堂に転向。
麗子にバレないか心配する中川だが、1/6のフィギュアは素人が見ても何のキャラか分からないという両さん。
1/6麗子ドールのこだわりとして下着の着用がある。
麗子ドール大ヒット。
第2弾はユーザーの要望で麗子ハウスに決定する。
108巻1話【ケーキ屋れいちゃんの巻】で麗子のケーキ作りのアシスタントで部屋に行った事のある両さん。
玄関、トイレ、台所しか見た事がなかったので、ケーキ作りにハマったと嘘を付き部屋をチェックしに行く。
・ダブルベッドのキングサイズと小型プラネタリウムが置いてある寝室。
・ゴージャスな浴室。
・大量の本がある書斎。
・フィットネスジム並みの設備のあるトレーニングルーム。
・50メートルある射撃場。
両さんの推理では麗子の彼氏はゴルゴ13。
麗子ハウスの完成後またもユーザーから要望が届く。
1/6サイズで注文者本人のドールを作って欲しい。
自分の顔のドールがあれば麗子の部屋で遊んでいる気分になれるという、まさに『人形ゴッコ』の基本。
造形師の両さんの作る注文者本人の顔がそっくりで、この企画も大ヒットした。
ウェディング・ハネムーンセットの注文が数ヶ月待ちになる。
だがドールよりも麗子の部屋の資料写真や私物の方が高く売れる事に気づき、麗子の私物を大々的に競売にかける事が決定する。
ケーキ作りにハマったと嘘を付き麗子邸に入り、隙をついて麗子の私物を集めまくる両さん。
だが麗子の耳に入りまたしてもグーパンチで殴り飛ばされる両さんであった。
両津美少女堂閉店。
評価【★★★★★】
以前の麗子フィギュアのエピソードは、105巻5話【㊙麗子フィギュア発売中!?の巻】。
麗子の部屋に行ったエピソードは、108巻1話【ケーキ屋れいちゃんの巻】
108巻4話【遠い放課後の巻】
両さんの通っていた小学校が老朽化で取り壊しになる。
最後の思い出に小学校へ向かうと少年時代の親友、豚平と珍吉も来ていた。
各教室を周り思い出に浸る3人。
学校の七不思議ならぬ百不思議の思い出を語る3人。
音楽室でピアノの音が聞こえて恐る恐るドアを開けたら、同じクラスの姫野由紀子が弾いていた。
両さんは姫野に悪い事をした記憶がある。
姫野が楽譜を写している最中に本物のおたまじゃくしを乗せて泣かせてしまう。
そしてまたしてもピアノの音が聞こえたので音楽室に向かう3人。
そこにはピアノを引く少女がいた。
少女は姫野の娘の姫野恵だった。
話を聞くと姫野が去年亡くなっていた事を教えてもらう。
姫野は小学生時代が一番楽しかったと話していた。
豚平はタイムカプセルを埋めた事を思い出して、皆で校庭中を掘り起こす。
中々見つからないが地形を変えるほど掘りまくる両さん。
遂にタイムカプセルを発見する。
恵は由紀子の手紙を読む。
母の小学生時代の思いを受け取った恵。
最後の柱が取り壊されるまで見届けた両さん。
ちょっぴり切ないストーリー。
評価【★★★★★】
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おじさん編集長の各話レビュー
出典:秋本治 こちら葛飾区亀有公園前派出所 108巻 集英社
108巻1話【ケーキ屋れいちゃんの巻】
麗子の趣味の一つがケーキ作り。
外見のデコレーションが可愛くて美味しいプロ顔負けの作り。
当初は友達同士の内輪で楽しんでいたが、父親の知人のホテルで講習会を頼まれて講師としても活動する。
そして作ったケーキは、麗子のケーキ作りの先生の知り合いの店に卸している。
両さんは麗子に200万円の借金があり、ケーキ作りのアシスタントで地道に借金を返済していた。
デコレーションに凝ったり、味は変わらないのに焼色にこだわったり。
ケーキ作りは徹夜仕事になってしまった。
~翌日の派出所~
中川に昨日の麗子のケーキ作りの話をする。
明け方にケーキの搬入に来た店は有名店。
その有名店で麗子の手作りケーキは即売する人気商品と中川に教えてもらう。
麗子のケーキが即売と聞いた両さんは、そんなに人気があるなら量産すればいいと話す。
・一人では限界があるから手伝ってもらえばいい。
・大切なのは味よりブランド名。
・支店をいっぱい出してる店にいちいち本人が作りに行ってるはずがない。
・小説やミュージシャンもゴーストライターがいて、本人の確証がないから一般人にはわからないだろう。
金持ちなんだから自分の店を開けばいいのにと不思議そうに語る。
そんな両さんに中川は、麗子はあくまでも趣味で楽しいから料理やケーキ作りをしている。
商業ベースではなく趣味だから妥協せずに凝る。
両さんのプラモ作りと同じと説明する。
出典:秋本治 こちら葛飾区亀有公園前派出所 108巻 集英社
両さんと麗子の意外な共通点が発覚する。
麗子に呼ばれてケーキ作りに向かう両さん。
そこに麗子の手作りケーキを卸してほしいとデパートの営業マンが現れる。
断りに行く両さんだが、お気持ちのおまんじゅうを頂いて意見が180度変わる。
麗子が出勤している間にレシピをカメラで写し、ケーキの材料の残りで味を確認して完コピする。
最初は小さく闇営業をしていた両さんだったが、マスコミや口コミで徐々に話題になっていく。
潮時と判断した両さんは、外見が全く同じだが素材を安くて粗悪なもので作り上げる。
その数1500個。
当然味はまずく麗子に苦情が届く。
麗子のマネージャーとして活動していた事を知った麗子は、戦闘ヘリで両さんを追い詰める。
初の麗子落ち回。
評価【★★★★】
108巻2話【別人28号くんの巻】
両さんの同僚・模手内(もてない)がイケメンに整形してきた。
だが顔は変わっても中身が変わっていないため、デートにはこぎつけるが中々進展しない。
さらに正統派の二枚目の顔過ぎて面白くないという理由で再び整形をすることにする。
実家が整形外科をやっている目太門 比科忠(めたもん ぴかちゅう)。
両さんの知人で立石署の警察官。
目太門の父親は世界的な名医で、産まれた時から整形を受けているため、本人も自分の元の顔がわからない。
小学校のアルバムが1年毎に違う顔。
中学の時は違う顔ごとに彼女が居た。
修学旅行中に整形をして行き帰りで違う顔。
新任の上司が目太門の過去の写真と今の顔が違い、頻繁に顔が変わることを信じてくれないので常にトラブルになる。
そんな彼のクリニックで模手内に整形手術を任せる。
無事彼女ができるも整形をした事を隠せずに正直に告白する模手内。
実は彼女も整形をしていて、お互い整形前の顔のほうが好みだったので、二人とも元の顔に戻す。
評価【★★★★】
108巻3話【麗子ドール遂に完成!!の巻】
ベストセレクション。
108巻4話【遠い放課後の巻】
ベストセレクション。
108巻5話【ボウリングでボウ年会!?の巻】
葛飾署の忘年会はボーリング。
優勝賞品が豪華で燃える両さん。
ライバルは中川、麗子。
中川にはボールをぶつけたり麗子にはお下劣な手段を使って足を引っ張る。
最後の1投前にボールに瞬間接着剤を仕込むも、麗子に見破られて自分の指にハメてしまう。
忘年会が終わってもボールが抜けない両さんであった。
評価【★★】
108巻6話【新年会で王様気分!?の巻】
毎年大原部長の家でやっていた新年会。
今年は麗子の家で開く。
本口リカ、麻里愛の母、妹、麗子の妹の優。
久々に登場するキャラクター。
新年会はショータイムの時間になりガレット・デ・ロアという王様ゲームをやる。
王様は優になりエースのカードを引いたカップルがキスをする事に。
ゲームは同性同士だったが麻里愛は女性枠になる。
麗子と麻里愛のキス。
両さんと部長のキス。
絵面が無かったのは残念だったが、おじさん同士のキスの需要はジャンプ読者には無いと思うので良しとする。
そして派出所でもガレット・デ・ロアをやり部長が王様の命令として両さんに仕事をさせる。
不思議と両さんは罰ゲームだと真面目に仕事をする。
不思議に思う部長。
・仕事ではなくゲームだから言うことを聞く。
・両さんは遊びには真剣。
以上の理由から仕事でも罰ゲームならこなすことが分かり、部長はイカサマをして毎回両さんに仕事をさせる。
さすがに毎回負けるのはおかしいと気づき、イカサマを防ぐ両さん。
王様になった両さんは部長、中川、麗子に無茶な命令をするのであった。
評価【★★★】
108巻7話【堀ゴタツパニック!?の巻】
派出所に堀ゴタツをセットした両さん。
堀ゴタツの中の器具をセットし直そうと中に入っていたら、婦警達が堀ゴタツに足を入れ始める。
出るに出られくなった両さんは、身を潜めて我慢するも婦警に中にいることがバレてしまう。
誤解を解こうとする両さんだが、婦警の催涙スプレー、消化器、バルサンのコンボ攻撃を食らう。
出典:秋本治 こちら葛飾区亀有公園前派出所 108巻 集英社
怒り狂った両さんは、5万匹のゴキブリを女子寮にばらまこうと計画する。
それを聞いた麗子は葛飾女子寮の警備レベルをマックスの10まで引き上げる。
相手は両さん。麗子は女子寮の警備を過信しない。
両さんは上空4千メートルからのダイブで女子寮を目指す。
麗子はスターライトスコープを装備したライフルでパラシュートのヒモを撃ち抜く。
コントロールを失った両さんは、渋谷上空から5万匹のゴキブリを撒いた男として三面記事に載ってしまう。
久々の三面記事オチ回。
評価【★★★】
108巻8話【超豪快!!鍋大会の巻】
ランチに鍋を食べる派出所メンバー。
材料が多いので爆竜大佐、ジョディー、ボルボを呼んで一緒に食べる。
爆竜大佐は一個小隊で来たので鍋の材料が無くなり現地で調達する。
野うさぎ、鳩、カエル、野ネズミ。
中川と麗子は耐えきれずに別の鍋を作り始める。
だが両さんは順応していてフルーツを入れて食べ始める。
フルーツも無くなり野菜の代わりにサボテンを入れて食べる。
だがそのサボテンは部長が育てていたサボテンだった。
隠蔽しようとするも寺井が口を滑らせてしまいバレてしまう。
逆ギレした両さんは、中川の力を借りて部長の自宅ごとサボテン畑の近くに引っ越しさせてしまうのであった。
評価【★★★】
108巻9話【百人一首名人両津!!の巻】
百人一首で遊ぶ派出所メンバー。
ぼうずめくりしか知らない両さんに、引く中川と麗子。
絵札を撒く両さんに注意をする二人。
字札を撒いて絵札を読むのが百人一首。
本当に百人一首を知らない両さんに呆れる二人。
貧乏人だと思って馬鹿にしてるだろ!とひがみ怒る両さん。
麗子と中川は事あるごとに金持ちと貧乏人で分けるのはやめてほしいという。
正論。
両さんは百人一首を覚える時期に、ザリガニ採りやベーゴマをやっていたから知らないという麗子。
中川『アウトドア派ですから。先輩は。』
一見フォローしているように見えて草。
遠回しのバカと同義語だろと怒る両さん。
そこに部長が出勤する。
家が貧乏でやり方を知らないと言う両さんに、部長も貧乏は関係ないと切り捨てる。
大方毎日ザリガニ採りやメンコやベーゴマで遊びまくっていたから知らないんだろという部長。
火の玉ストレート。
歌人の似顔絵は記憶しているのに歌は全く記憶していない両さん。
さんざんバカにされて部長への恨みだけで百人一首の特訓をする。
両さんは部長を見返す事ができるのか。
評価【★★★】
おじさん編集長〆の一言

麗子がメインの回が多く収録された108巻。
麗子ファンにオススメの巻。
4話【遠い放課後の巻】。
通っていた小学校が廃校になる。タイムカプセルを掘り起こす。
当時はピンと来なかったけれど、自分が埋めたタイムカプセルはどうなったのだろうか?何を埋めたか、どこに埋めたか、全く思い出せないけれど気になる。
年齢を重ねて読み直すとまた別の感情が湧き上がってくる。
世代を超えて愛される作品【こち亀】は最高だ。
それではまた明日。
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