楽しい漫画ライフを過ごしていますか？
こんばんは。
紙媒体・電子書籍の漫画を5300冊以上購入してきた♡漫画マイスター(@igmonostone)です。
【こち亀】を読んだことあるけど一つ一つのエピソードは忘れちまったという方。
【こち亀】の存在は知ってるけど読んだことがないという方。
ケーブルテレビのピンクチャンネルが好きな方。
そんな人たちに向けて！
漫画マイスターによる【全話レビュー】と【おすすめ回】をお届け。
今回の記事は【こち亀】110巻 全話レビューとおすすめ回「磯鷲早矢初登場」です。
ネタバレは嫌だ！無料で一冊まるごと読みたい！
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【こちら葛飾区亀有公園前派出所】ってどんな漫画？
作品情報
| 作品名 | こちら葛飾区亀有公園前派出所 |
| 作者 | 秋本治 |
| 巻数 | 全201巻 |
| ジャンル | ギャグ・コメディ 日常 歴史 |
| 掲載誌 | 週刊少年ジャンプ |
| 連載期間 | 1976年42号 – 2016年42号 |
| アニメ | 1996年 – 2004年 |
| ドラマ | 2009年 |
| 映画 | 2011年8月6日 |
※以下ネタバレが有るのでご注意下さい。
【こち亀】110巻 おすすめ回
110巻6話【CATV(ケーブルテレビ)両さんチャンネルの巻】
葛飾署が地域密着のケーブルテレビ局を開局する。
全面協力で中川の会社。
麻里愛はアナウンサー。
麗子はケーキ教室。
部長は盆栽番組。
それぞれの得意分野で番組を制作する。
両さんはカメラマン担当。
婦警の24時間密着レポートを撮る。
プライベートまで撮るので人気があったが、署長ストップがかかりシリーズ化せず。
緊急地震速報に両さんが出演する。
震度が分かるまでの場繋ぎで落語をやったり早矢を出演させたりしたのだが、それが視聴者に好評。
だが部長には不評で大目玉を食らう。
両さんは葛飾署は婦警が九割いるんだから女子アナ並みに働かせればいいと考える。
そして有料の裏ピンクチャンネルを開設する…
両さんのゲリラ広告だが、CMのお手本のような出来。
評価【★★★★★】
以上。【こち亀】110巻 おすすめ回でした。
【こち亀】110巻 各話レビュー
110巻1話【体を張ったアルバイト!!の巻】
大原部長の誕生日プレゼントを購入するために、両さん、中川、麗子がアルバイトをする。
麗子と中川はモデル。
両さんはお笑い芸人。
それぞれの得意分野で稼ぐ。
だが両さんは拘束時間も長くギャラも10分の1なので二人に文句を言う。
麗子『10倍仕事をすれば同じになるじゃない』
高ビーな言い方だが事実。
～翌日～
両さんと中川達が偶然遭遇する。
次の仕事のロケ地が同じ場所だった。
それぞれのロケバスに乗り込む二組。
だが両さんはモデルの仕事のロケバス。
中川達はお笑い芸人の仕事のロケバスに乗ってしまう。
お互いに仕事が入れ替わってることに気付かないまま仕事が進んでいき…
お約束と言ってもいいお互いの立場が入れ替わるパターン。
(モデル)のプロとして最後までお笑いの仕事をやりきった中川と麗子。
二人の仕事に対する姿勢が見事。
評価【★★★】
110巻2話【「女の敵」大追跡!!の巻】
子供の飛行機のオモチャが木に引っかかっている。
オモチャを取るために両さんを肩車する麗子。
だが両さんは重すぎるので肩車が出来ない。
今度は両さんが下になって麗子を肩車する。
だがミニスカートを気にする麗子は、両さんの首を締めてしまう。
～派出所～
麗子と口論になる。
両さん『足が長いのをひけらかしてミニを履くからいけないんだ！』
麗子『動きやすいから履いているのよ!!』
～翌日～
ロングスカートを履いて出勤する麗子。
痴漢防止の強化期間で駅でパトロールするが、学生が置換の被害に合う。
さらに麗子にも痴漢をして逃走する。
追跡を開始する麗子。
線路に降りて逃げる痴漢。
制服がきつくて追跡に支障をきたすが、制服を破り追いかける麗子。
土手下。
電柱を登る。
屋上からの飛び降り。
ドブの中。
あらゆる場所に逃げ込む痴漢だが…
痴漢に対しては「逃げるが勝ち」を地で行ってると思う。
「それでもボクはやってない」のインパクトが凄すぎた。
あの作品以降、線路に降りて逃げる痴漢のニュースが増えたように思う。
評価【★★★】
110巻3話【超婦警・磯鷲早矢登場！の巻】
武道家の名門の家で育った磯鷲早矢。
弓道の師範の母から幼い頃から弓道を教わっている。
早矢が葛飾署の婦警になるので弓道の会場に見学に行く両さん、中川、麗子。
マスコミのリクエストで矢を射る早矢だが、中川を見て動揺して手元を狂わせる。
早矢を動揺させたハンサム警官としてマスコミに囲われる中川。
署長と部長命令により中川と両さんは会場から締め出される。
～葛飾署～
葛飾署ハイテクコンピュータルームの名でゲームセンターを作ろうと企画する両さん。
だが早矢が署に配属された事により、コンピュータルームの建設が中止されて弓道場が建設される。
署長を必死に説得する両さん
『目を覚ませ！ノーパンシャブシャブ世代！』
だが両さんの必死の説得も虚しく
コンピュータルームの着工は21世紀末に決定。
そして弓道場の完成を機に婦警の女性パワーが高まり『なぎなた部』も新たに設立する。
剣道場が女性専用のなぎなた道場になってしまう。
さらに柔道部の部室まで要求してきた婦警達。
柔道部の主将の左近寺が黙っていない。
直接抗議に向かうも、早矢は左近寺が今ハマっているゲームキャラ・うめ大戦の橘弥生に似ていたので抗議の日を改める。
その後も反対派の男性がどんどん寝返り男性は数人になってしまった。
そして左近寺はいつの間にか弓道部に入部していた。
その後柔道場は弓道部の雨天練習場になってしまった。
一人で抵抗を続ける両さん。
外に畳を敷いて雨の中10時間の間抗議を続けるも、誰も聞く耳を持たず遂には肺炎一歩手前で病院に運ばれる。
更衣室で大会の時の中川の写真で盛り上がる婦警達。
だが背後に見切れて両さんの姿が写っていた。
そんな両さんの姿を見て、あの時は動揺して的を外してしまった事を思い出す。
早矢は中川ではなく両さんを見て動揺していた。
そして両さんの心を射止めることを誓うのであった。
【こち亀】恋愛編の幕開け。
評価【★★★】
110巻4話【両さんが恋の的(ターゲット)!?の巻】
前回からの連続エピソード。
両さんに矢文を送った磯鷲早矢。
中身を確認するとラブレターであった。
署員は早矢からのラブレターに動揺する。
まんざらでもない両さんだが、そのラブレターに麻里愛が怒る。
そこに早矢が現れて両さんを連れて行こうとするが、阻止する麻里愛。
両さんを掛けて二人の剣道勝負が始まった。
麻里愛が押しているように見えたが、一瞬で早矢が一本を取る。
両さんを連れて行く早矢。
葛飾女子寮に招かれた両さん。
両さん『まともに入ったのは初めてだ。』
部屋の中に入り下心全開の両さん。
弓道の個人レッスンが始まるが…
両さんを巡って美女が争う。
【いちご100%】ルートかと思った。
評価【★★★】
110巻5話【百発百中!?両津流弓道の巻】
磯鷲早矢の人気で警察学校の新卒婦警が全員葛飾署に配属された。
この事により大幅な人事異動が行われて、マッチョな男子署員は他の書に行ってしまう。
葛飾署は婦警が七割を占める女子校状態になる。
さらに署長も婦警の言いなりになってしまい、遂には婦警が九割を占める。
両さんは男子を戻すために早矢に勝負を挑む。
まともにやっては勝負にならないので、両津流と称して自軍が有利な条件を作り上げる。
・直線距離を長くして力のある男子有利の場所
・方位測定望遠鏡の使用
だが望遠鏡の電池がなくなり優位性も無くなる。
さらに早矢のトライアンドエラーでアジャストし始める婦警チーム。
弓道は超一流だが拳銃射撃が苦手な早矢。
理由は弓道は両目で標準を合わせるが、拳銃は片目で標準を合わせるからだ。
そこで動く的を当てる対決に切り替える。
だがこの勝負でも早矢は矢の軌道を計算して的に当ててくる。
諦めの悪い両さんだが、中川に制されて敗北する。
弓道部の一番の下っ端になる両さんであった。
あらゆる卑怯技を使ってなお敗北する両さん。
評価【★★★】
110巻6話【CATV(ケーブルテレビ)両さんチャンネルの巻】
おすすめ回。
評価【★★★★★】
110巻7話【早矢ちゃんのボディーガードの巻】
早矢にすっかり惚れ込んだ左近寺は、両さんに早矢をコンパへ誘ってほしいとお願いする。
早矢の父はいかにもお酒が好きで飲めそうな雰囲気がある。
写真を見た両さんいわく「和風版爆竜大佐」
しかし早矢は生まれてからお酒を一度も飲んだ事がなかった。
そんな早矢に両さんはウーロンハイを一口だけ勧めるるが、早矢はウーロンハイを一気に飲み干してしまう。
直後、早矢は様子が変わり服を脱ごうとしたり笑いだしたりヤクザにからんだり。
中々の酒癖の悪さを発揮する。
有名人の早矢を守るために、左近寺と両さんはヤクザを次々と倒していく。
だが警察沙汰になってきたので逃げる一同であった。
左近寺はゲームキャラが好きだった。
ゲームキャラのコスプレをした女性は好きにならなかったのにどうしてこうなった。
評価【★★】
110巻8話【歩いて育てろ!!の巻】
ポケットピカチュウをプレイする、両さん・中川・麗子・寺井。
歩数育成ゲームがブームになり遂にあのゲームが登場する。
「ポケットどきメモ」
18禁のゲームなのでゲーマーの間で様々な憶測が飛ぶ。
あせる左近寺に両さんがゲームメーカーの知り合いに確認する。
10万歩から「脱衣」
50万歩で「全裸」
10日前から徹夜してゲットした左近寺。
既に10万歩を超えているが全く脱ぐ気配のないさおり。
両さんにアドバイスを求める。
おそらく穴がマイクで黒い部分は温度センサーになっている。
マイクに向かって愛を叫べとアドバイスする両さん。
愛を叫ぶ左近寺。
遂に18禁モード突入。
そして走りながら叫び続けて体温も上がる左近寺。
画面内のさおりに夢中で周囲に気づかない。
踏み切りを突っ切って電車に撥ねられる左近寺。
それでもゲーム機は離さなかったが、デートは消失してしまった。
ゲームのキャラに入れ込んでおかしくなる左近寺。
これが左近寺の真の姿。
評価【★★★★】
110巻9話【男ならこのPHS!!の巻】
両さんにPHSの新製品の相談に来た電極スパーク。
試作品として人間と同サイズのPHSを持ってきた。
外見のインパクトは抜群だが、使い勝手は最高に悪い。
現在のPHSは小型で小さいから女性ユーザーが多い。
さらに落とすとバッテリーが取れたりヒビが入ったりデリケートな製品。
そこで今こそタフでG-SHOCKのような男のPHSを作るべきと考案する。
両さんのアイデアを気に入ったスパークは早速試作品を作る。
・全鉄製のプッシュホン1号機
・アナログのダイヤル式の2号機
・推進200メートルでも完全作動
・500度の火中でも呼び出し続けるタフさ
・象1000頭に踏まれてもビクともしない
・宇宙からも通話可能
・連続待ち受け一ヶ月
・着信音は和太鼓とほら貝
・男らしく要件のみ話す機能のみ
・繋がると10秒で電源オフ
商品のイメージキャラクターは左近寺。伝破四郎(でんわしろう)としてCMも大ヒット。
ピッチの存在がただ懐かしい。
スマホもそのうち旧型のアイテムになるのだろうか。
評価【★★★★】
漫画マイスター〆の一言
女子キャラクターが悪い意味で目立ち始めている110巻。
両さんには恋愛沙汰は似合わない。
女性の新キャラクターは良いのだが、両さんを好きになるキャラクターは要らない。
麗子や早乙女の様に、時には同僚として、時には対立相手として。
両さんをケダモノとして行動させているキャラは良い。
【こち亀】に恋愛要素は不要だと改めて感じさせてくれた110巻。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
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