【美味しんぼ】14巻 全話レビュー「嫌われ者 富井」

【美味しんぼ】を読んだことあるけど、一つ一つのエピソードは忘れちまったという方。

【美味しんぼ】の存在は知ってるけど、読んだことがないという方。

枝豆とフライドポテトが好きという方。

そんな人たちに向けて！

今回の記事は【美味しんぼ】14巻 全話レビュー「嫌われ者 富井」です。

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【美味しんぼ】ってどんな漫画？

作品情報

作品名	美味しんぼ
作者	原作：雁屋哲 作画：花咲アキラ
巻数	既刊111巻
ジャンル	料理
掲載誌	ビッグコミックスピリッツ
連載期間	1983年20号 –
アニメ	1988年10月17日 – 1992年3月17日
ドラマ	1994年-1999年
映画	1996年4月13日

※以下ネタバレが有るのでご注意下さい。

【美味しんぼ】14巻 各話レビュー

14巻1話【北海の幸】

「美食倶楽部」で働く宮井。

ほうじ茶の入れ方が美味く、海原雄山にほうじ茶大臣を任命される。

その後、順調に「美食倶楽部」で働いていた宮井。

出汁を取る昆布の管理を任されていたが、利尻昆布に穴が空き近くにゴキブリがいたので、調理場の掃除がいい加減だと責められて「美食倶楽部」をクビになる。

だが直後に海原雄山は宮井を呼び戻そうとするが…

14巻2話【ビールと枝豆】

山岡が贔屓にしているビール注ぎ名人・盛沢のいるビアガーデンに行く、山岡・栗田・三谷夫人・スケバン田畑・富井。

さっそくビールが運ばれてきてテンションの上がる一同だが、山岡だけは浮かない表情。

栗田『山岡さんどうしたの？虫でも入っていた？』

盛沢が注いだビールではないので、店員に事情を聞くと「盛沢は店を辞めた」という。

店を辞めた理由を盛沢に確認しに行く山岡と栗田だが…

14巻3話【ぼけとつっこみ】

ブラックの落語を見に行く、山岡・栗田。

舞台には、最近人気の漫才コンビ・山坂すべっ太・ころん太も出演していた。

公演の終了後、山岡・栗田はブラック・すべっ太・ころん太と食事をしに行く。

だがすべっ太は「人気があるのは自分のおかげ」と天狗になり、ころん太をこき下ろしコンビを解散する。

その後、ピンでテレビに出演するすべっ太だが、以前ほどの人気はなくむしろ評判が悪い。

山岡はそんなすべっ太を食事に誘い…

14巻4話【骨のない魚】

三谷夫人の夫の友達・槍村は、F1レーサーを目指している。

今日は槍村のレースの応援をしにきた、山岡・栗田・三谷夫妻。

だが槍村は、レースの不安からくる不眠症で成績が悪くなっている。

山岡は槍村に次のレースで優勝をしたら「骨のない魚」をご馳走するという。

槍村は「骨のない魚」が気になって眠れなくなるから、どんな料理なのか山岡に確認する。

そんな槍村に山岡が一言。

山岡『教えたって何の意味もないよ。』

山岡『そんなに弱い神経じゃ、骨のない魚がなんだか分かっていったんはホッとしても、すぐになにか別の物にとりつかれて、くよくよ考えて眠れなくなるに決まってるもの。』

絶望のまま崩れ落ちる槍村だが…

14巻5話【母なるりんご】

栗田の大学の友達・みな子の恋人の青沢の画廊に遊びに来た、山岡と栗田。

その後、食事に行った山岡達は、アップルパイとアップルティーを注文する。

だがそのアップルパイとアップルティーに不満のある青沢。

青沢は子供の頃に両親が離婚して、母と別れて生活をしていた。

「母は弟を引き取って自分を置いていったので、母に愛されていなかった」と話す青沢。

青沢は母の作ってくれたアップルパイとアップルティーが忘れられなかった。

そして母に捨てられた青沢は「家庭なんか持ちたくない」と、恋人のみな子の前で言ってしまう。

それを聞いた栗田と山岡は…

14巻6話【ポテトボンボン】

東西新聞の文化欄の大学祭特集のために、栗田の母校に取材に来た、山岡と栗田。

大学の文化祭は、テレビで人気の芸能人を招いたり食い物の屋台があり縁日のよう。

屋台はポテトチップス屋もあり、栗田の後輩が店を開いていた。

だがポテトチップスはほとんど売れておらず、困り果てる後輩達。

そこで山岡はある料理を思いついて…

14巻7話【秋刀魚の味】

「目黒のサンマ」を勉強しているブラック。

だがブラックは「サンマの美味さが分からず、落語の面白さが理解できない」という。

それを聞いた山岡と栗田も「最近のサンマは美味しくない」と言って銚子に取材に向かう。

冷凍されたサンマを見て、山岡はあることに気付く。

そして一ヶ月後に本当に美味いサンマを食わせてやると豪語するが…

14巻8話【レモンと健康】

丹沢にハイキングに来た、山岡・栗田・三谷夫妻・スケバン田畑・荒川。

プロのカメラマンの荒川は、鹿を見て追いかけて写真を撮りに行くぐらい体力がある。

荒川と比べて体力の無さを危惧した女性陣は、体力つくりの計画を立てる。

～一方～

ハイキングに誘われなかった富井は、電車内でおじさんが読んでいる週刊誌を覗き見る。

・女性社員は上司の能力を見抜く

・出世の見込みなしと判断されると冷たくされる

・女性社員に好かれてるか判別する方法は、昼食に誘って断られたら嫌われている証拠

さっそく女性社員を昼食に誘う富井だが、断られてしまい…

14巻9話【椀方試験〈前編〉】

海原雄山に飯を作る良三は、海原雄山に味の分かる男と認められて椀方になる試験を受けさせられる。

試験は、2種類のシジミのすまし汁で美味しい方はどちらか理由をつけて答えること。

そして美味しいと思ったシジミのすまし汁と同じ味のものを作ること。

だが良三は、シジミのすまし汁が作れずに海原雄山を激高させる。

海原雄山『このたわけ者めがっ!!』

海原雄山『ええい腹が立つ!!こんな馬鹿者を買いかぶった私自身に腹が立つ!!』

海原雄山『貴様は以後一切、調理場に立つな!!』

海原雄山『掃除と皿洗いだけしか許さんっ!!』

海原雄山『それが不服なら出て行けっ!!』

困り果てた良三は、岡星に行き山岡の知恵を借りるが…

オマケ。ご機嫌斜めの海原雄山。

海原雄山『なんという混み方だ！必要もない連中が車に乗るからだ!!馬鹿どもに車を与えるなっ!!』

後に天罰が下って、交通事故に合う海原雄山のエピソード→76巻4話【雄山の危機!?〈1〉】

14巻9話【椀方試験〈後編〉】

良三のシジミのすまし汁の駄目な理由が分かった山岡。

栗田・良三を連れて、松江の宍道湖に向かう。

宍道湖でシジミの漁の見学をした良三達は、引き上げる場所によって黒いシジミと黄色っぽいシジミがあることに気付く。

二つのシジミは同じ種類だが、黒いシジミは泥に棲んでいるシジミ。

黄色っぽいシジミは砂地に積んでいるシジミ。

原因が分かった良三は、美食倶楽部に戻ってシジミのご飯を海原雄山に食べてもらうが…

オマケ：富井副部長のKY行動

その6：富井の暴言

好かれている上司は、女性社員を昼食に誘っても断られないという週刊誌の記事を見た富井。

だが栗田達に昼食を断られ続け落ち込んでしまう。

栗田達が昼食を断ったのは、体力つくりのためにランニングしていたからだった。

ランニング中にレモンをかじる女性陣だったが、山岡はレモンには発ガン性物質が含まれているので危険だという。

富井は調子に乗って以下の言葉を口走る。

富井『見たまえ！私の昼食の誘いを断ったりするからこんなことになるんだっ！』

富井『上司の食事の誘いを断る者は、ガンにかかってしまえっ!!』

面白いことを言ったと思って一人笑う富井。

完全にKY行動である。

14巻8話【レモンと健康】より

まとめ

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