ドラゴンボールZは、原作漫画の続編として展開され、激しいバトル描写とスケールの大きな物語で高い人気を集めたシリーズである。
その世界観をもとに制作された劇場版アニメは、テレビシリーズとは異なるキャラクターや独自の設定で描かれてきた。
それらの劇場版アニメを、映像の流れを活かした漫画として再構成したものが「ドラゴンボールZ アニメコミックス」だ。
原作とは異なる展開や映画独自の演出を、紙の漫画として楽しめる点が特徴である。
本記事では、ドラゴンボールZのアニメコミックスを一覧形式で整理し、それぞれの作品の位置づけや特徴が分かるようにまとめている。

ドラゴンボールZ アニメコミックスの紹介
ドラゴンボールZの劇場版は、基本的にテレビアニメの放送時期と同じ時間軸を想定して制作されている。
ただしZは物語構造上、アニメオリジナルの長編を挿入しにくく、劇場版では原作やテレビシリーズと整合しない展開が多く見られる。
鳥山明自身も、1986年の『神龍の伝説』から1996年の『最強への道』までのZ劇場版について、原作本編とは切り離された別軸の物語として位置づけている。
そのため、Zの劇場版は原作の延長ではなく、パラレルワールド的な作品群と考えるのが分かりやすい。
一方で『神と神』および『復活のF』は、鳥山明がストーリー制作に直接関与し、原作の魔人ブウ編とエピローグの間を描いた作品である点が大きく異なる。
ドラゴンボールZ アニメコミックス1
チチの危機に気づき飛び出す悟空。
相変わらず例の魚を取っている。
あの例の魚は絶滅しないのだろうか。
少年時代は裸で駆け付けそうだが今作ではバッチリ服を着て助けに来る。
羞恥心か社会性が見についた模様。
今作時点で悟飯の潜在能力に気づいているのがガーリックJrのみ。
部下のニッキー共に惜しいキャラだった。
ちなみにガーリックJrは、アニメ版で再登場する。
アニメスタッフさんグッジョブ。
ファミコンソフト『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』にもガーリックJr達は登場する。
ラディッツ襲来からベジータ襲来までのRPG作品。
原作のストーリーにガーリックJrを上手く絡ませた上に、RPGとしてクリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子も戦力にできる。
キャラゲーはクソゲーのイメージが強いが『ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人』は普通に良ゲーだった。
こちらも機会があれば是非プレイしてほしい。
作品に興味を持った方は、こちらから電子版を確認してみてください。
※本作は元々劇場版アニメとして制作された作品。
映像で楽しみたい場合は『劇場版 ドラゴンボールZ』も配信されている。

ドラゴンボールZ アニメコミックス2【この世で一番強いヤツ】
口から怪光線(クチカラカイカコウセン)を二度も使うピッコロ。
この頃はまだ魔族じみている。
律儀にピンポンを鳴らすバイオマンがちょっと可愛い。
亀仙人に普通に出番があり嬉しい。
界王拳4倍かめはめ波をくらって生きているDr.ウィロー。
悟空の体要らなくね?
原作では魔人ブウしか倒せなかった元気玉が活躍。
『ドラゴンボールZ』になってからアクションシーンの迫力が増したと思う。
作品に興味を持った方は、こちらから電子版を確認してみてください。
※本作は元々劇場版アニメとして制作された作品。
映像で楽しみたい場合は『劇場版 ドラゴンボールZ この世で一番強いヤツ』も配信されている。

ドラゴンボールZ アニメコミックス3【地球まるごと超決戦】
今回の敵キャラが悟空と同じ顔のターレス。
ベタと言えばベタな設定だが、当時はとてもワクワクしたのを覚えている。
野沢雅子さんの、悟空、悟飯、ターレスの演技の分け方も素人の子供ながら非常に凄いと思った。
ターレスは今でも大好きなキャラクターの一人。
世間的人気もあるのでドラゴンボールのゲームには近年、よく登場しているイメージがある。
悟空ブラックとかいう訳の分からないターレスの2番煎じを出すぐらいなら、ターレスをもっと掘り下げてほしいものだ。
ヤムチャ、天津飯、餃子が活躍する、最初で最後の劇場版。
原作にはない展開で初視聴時はワクワクした覚えがある。
しかしターレス一味に歯が立たず、けっきょく悟空がターレス一味を倒した事には子供心にがっかりした。
そんな悟空がターレスに歯が立たずやられてしまうのだけれど、悟空の復活を願いヤムチャ達が再び立ち上がるところはとても良かった。
前作の『この世で一番強いヤツ』に続き、元気玉でフィニッシュさせるのも劇場版の特徴。
作品に興味を持った方は、こちらから電子版を確認してみてください。
※本作は元々劇場版アニメとして制作された作品。
映像で楽しみたい場合は『劇場版 ドラゴンボールZ 地球まるごと超決戦』も配信されている。

ドラゴンボールZ アニメコミックス4【超サイヤ人だ孫悟空】
ナメック星人のスラッグ。
おじいちゃん姿。永遠の若さ。腕が伸びる。巨大化。
ピッコロ大魔王とマジュニアの設定を活かした登場。
この作品だけの疑似超サイヤ人が描かれているのでぜひ。
作品に興味を持った方は、こちらから電子版を確認してみてください。
※本作は元々劇場版アニメとして制作された作品。
映像で楽しみたい場合は『劇場版 ドラゴンボールZ 超サイヤ人だ孫悟空』も配信されている。

ドラゴンボールZ アニメコミックス5【とびっきりの最強対最強】
今作の敵はフリーザの兄貴。
ドラゴンボールの敵としての象徴。あのフリーザの兄である。
当時のちびっ子達は大興奮した。
原作には父のコルド大王が出てきた。兄が居ても不思議ではない。
ここまできたら母も見てみたい。
クウラ機甲戦隊。
名前からクウラの親衛隊をイメージできる。
それに対してギニュー特戦隊。
フリーザの親衛隊っぽくない。
めちゃめちゃ今更だけどフリーザ特戦隊にするべきだったのでは。
意外にもブルマが登場しない初の劇場版作品。
亀仙人やウーロンは毎回出るのに…
今気づいたけれど神龍も出てない。
ドラゴンボールの象徴、ブルマと神龍の出ない異色作品でる。
作品に興味を持った方は、こちらから電子版を確認してみてください。
※本作は元々劇場版アニメとして制作された作品。
映像で楽しみたい場合は『劇場版 ドラゴンボールZ とびっきりの最強対最強』も配信されている。

ドラゴンボールZ アニメコミックス6【激突!!100億パワーの戦士たち】
劇場版ドラゴンボールZとしては初めての連作。
前作『とびっきりの最強対最強』の敵、クウラが復活して今作の敵になるという展開。
やはりフリーザの兄というポジションは人気が高かったのだろうか。
悟空の兄というポジションはドイヒーなことになっているのに。
しかもピッカピカの状態。
少年は昭和の時代からメタリックや超合金に憧れを持っている。
このデザインは秀逸だ。
原作の人気の敵の兄貴。パワーアップしての再登場。しかもメタリック。
少年の心を見事に抑えた、まさに毛利の三本の矢。
またベジータの劇場版デビュー作でもある。
タイマンにこだわる悟空とベジータだが二人の共闘はやはりテンション上がる。
そんな二人が共闘して倒したメタルクウラ。
崖の上から大量に出て来た時は絶望感でいっぱいだった。
どうやって倒すんだろう。
作品に興味を持った方は、こちらから電子版を確認してみてください。
※本作は元々劇場版アニメとして制作された作品。
映像で楽しみたい場合は『劇場版 ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち』も配信されている。






