【夕焼けの詩】を読んだことあるけど一つ一つのエピソードは忘れちまったという方。
実写映画の【ALWAYS 三丁目の夕日】の存在は知ってるけど漫画は読んだことがないという方。
そんな人たちに向けて!
今回の記事は【夕焼けの詩】漫画 三丁目の夕日 3巻 全話レビュー「夕日町」です。
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【三丁目の夕日 夕焼けの詩】ってどんな漫画?
作品情報
作品名 | 三丁目の夕日 夕焼けの詩 |
作者 | 西岸良平 |
巻数 | 既刊66巻 |
ジャンル | 日常 歴史 |
掲載誌 | ビッグコミックオリジナル |
連載期間 | 1974年 – 現在 |
アニメ | 1990年10月12日 から 1991年3月22日 |
ドラマ | |
実写映画 | 2005年・2007年・2012年 |
※以下ネタバレが有るのでご注意下さい。
三丁目の夕日の名言
その6。わたしはいま勉強中さ…これからは年寄りも時代に即応していかなくちゃねえ。
3巻10話【縁側の人】より
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時代の流れについていけない人間が脱落していく。
それは歴史が証明している。
マクロな視点で見ると進化論。
必要なものだけが残り、不要なものは淘汰されていく。
人間も同じ。頑張ろう。
【三丁目の夕日 夕焼けの詩】各話レビュー
3巻1話【ベーゴマ仮面】
後のレギュラーキャラ・鈴木一家初登場のエピソード。
鈴木一家は下町から夕日町に引越してきた。
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一平のキャラが弱々しくて新鮮。
3巻2話【テレビ騒動記】
テレビを見にご近所さんの家に行くエピソード。
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今後こういう時代が来るのだろうか?
今はツイッターのトレンドが代わりだろうか。
3巻3話【おばあちゃんの自転車】
息子を戦争で亡くしたタバコ屋のお婆ちゃんと、父親を戦争で亡くした少年のエピソード。
新聞配達をしている少年。いつも無愛想な少年にお婆ちゃんは話しかける。
お婆ちゃんも少年も家族を戦争で亡くしていてる。
二人は境遇が似ていて仲良くなる。
そんな少年に自転車を買ってあげるお婆ちゃん。
新聞配達が楽になるだろう。
だが少年は新しい自転車に乗っておばあちゃんを訪ねてきた。
話を聞くと新しい父親に自転車を買ってもらった事。
そして大阪に引っ越す事を聞く。
少年との別れ。
寂しくなるお婆ちゃんだがプレゼントしようと買った自転車に乗る練習をする。
最初は転んでばかりだったが遂に乗れるようになった。
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少年の複雑な心境が描かれた良回。
3巻4話【サンマの味】
鈴木一家のお父さんの親友・佐藤のエピソード。
会社の経営者で羽振りが良いがサンマが大好物。
サンマを食べに鈴木一家に遊びに来るが来るたびに羽振りが悪くなってくる。
ベンツ、国産車、自転車とわかりやすく乗り物が変わる。
ベンツに憧れる一平だがベンツで来なくなる佐藤に不満。
遂に会社が倒産してしまいロードローラーの仕事をしているところを一平に目撃される。
だが一平からするとロードローラーはベンツより魅力的な車だった。
喜ぶ一平を尻目にもう一度頑張ろうと思う佐藤だった。
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子供は本能的にかっこいいものとそうでないものを見抜く力があると思う。
大人はベンツがかっこいいというよりもステータスでかっこいいと思ってる。
子供はデザインでかっこいいと思ってる。
3巻5話【三丁目のナガシマさん】
高校時代に甲子園に出場したナガシマとサブちゃんのエピソード。
野球の上手なサブちゃんに、自身の甲子園の思い出や野球の練習方法を教える。
就職が決まり引っ越しをするナガシマ。
ナガシマは最後にサブちゃんに勝負を挑まれる。
だが本気のナガシマはサブちゃんの球をホームランにするのだった。
打たれても憧れのナガシマのホームランだったのでスッキリした表情のサブちゃん。
その後のナガシマの行方は誰も知らないのであった。
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夢が叶わなかった青年と夢を見ることを許される少年。
対称的な存在。
サブちゃんに夢を託す青年に涙。
3巻6話【結婚記念日】
鈴木一家のお母さんがメインのエピソード。
自動車の修理に行った家の奥さんが、お母さんの学生時代の友達。
顔も油まみれになるほど働いたお母さんに、あんなに美人だったあなたが油まみれになるまで働かされてかわいそう。苦労してるのね。と涙ながらに言われてしまう。
勝手に同情されて非常に不愉快なお母さん。
だが家に帰ると結婚記念日のケーキで出迎えられるのであった。
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人の幸せの基準は人それぞれということが描かれた話。
あたり前のことだけど忘れがち。
3巻7話【師走の客】
不幸を売りにして金や食事をたかる一味のエピソード。
そんな一味に優しくして家で食事を御馳走する鈴木一家。
鈴木一家のあまりの人の良さに呆れて金を受け取らず出ていった一味。
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突き抜けた優しさは人を救うのかもしれない。
中々真似できることではないけれど。
3巻8話【除夜の鐘】
熱で寝込んでいる鈴木一家の一平がメインのエピソード。
何気にタクマ先生の初登場回。
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甘党の猫が登場。
後の伏線となる。
3巻9話【ミッちゃんと凧】
建具屋のミッちゃん一家初登場のエピソード。
お母さんが亡くなっていて一家の台所を預かっているミッちゃん。
子供とは思えないほど擦れている。
だが一平があげていた凧を羨ましそうにみたり子供らしい一面もある。
お父さんに凧を作ってもらい町内の子供たちで上げるも、高く飛びすぎて糸が切れてどこかに飛んでいってしまう。
申し訳無さそうにするミッちゃんに、笑ってもう一度作ってあげるよというお父さん。
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ミッちゃんのお父さんがミッちゃんに甘えすぎてるように感じた。
大人として親として。
子供には子供らしい生き方をさせるべき。
3巻10話【縁側の人】
嫁と姑のエピソード。
洗濯板での洗濯や釜での炊飯を得意とする姑。
そんな姑に嫌気がさす嫁。
嫁は電気洗濯機と電気炊飯器を新たに購入して使いこなす。
そんな嫁の行動が気に入らない姑。
タバコ屋のおばあちゃんの家に相談に行く姑。
だがタバコ屋のお婆ちゃんは、これからは年寄りも時代に順応しなくてはいけないと話す。
アドバイスを受けて電気洗濯機をこっそりいじってみるも操作方法が分からず断念する。
そして毎朝5時に起きて朝食と洗濯を済ませてしまう。
その行動が嫁は気に食わない。
だが姑は無理がたたって体を壊してしまう。
すっかり元気もなくして縁側で縫い物をするしかない姑。
対称的にタバコ屋のお婆ちゃんは時代に適応する。
ちょっと切ない話。
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心の痛む回。
年齢を重ねるにつれて新しいことに億劫になってる自分がいる。
とりあえずやってみる。
この気持ちは忘れないようにしよう。
3巻11話【雪の日の出来事】
ユウちゃんが主役のエピソード。
実の母親が引き取りに来るも今さらユウちゃんを渡せない育ての親。
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一発目からユウちゃんの生い立ちを描いた少しヘヴィな話。
3巻12話【干しいも兄ちゃん】
鈴木オートに就職してきた星野六郎初登場のエピソード。
初めて人を雇うお父さんと初めて勤める六郎。
お互い相手に期待しすぎてギクシャクする。
そこをお母さんと一平が優しく対応する。
ほんわかする話。
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会社の上司に期待しすぎないほうが良い。
上司は能力が高いから上司なのではなく、上司という役割を与えられた単なるポジションに過ぎない。
3巻13話【ミッちゃんの初恋】
ミッちゃんが六郎に惚れるエピソード。
ミッちゃんは一平の同級生のため、鈴木一家や六郎も一平に好意があると勘違いしていた。
父の寂しそうな背中を見たミッちゃんは、恋心を抑えてお父さんを支えることを再び誓う。
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この話でもミッちゃんのお父さんの存在がマイナスに働いてる。
このままだとミッちゃんの嫁入り後は早死にしてしまうのではないか…
そんな悲しい未来を想像してしまう回。
3巻14話【おじいさんの旗】
夕日町の踏切で番をしているおじいさん・吾一のエピソード。
吾一は一平たち子供のイタズラに手を焼いていた。
吾一は来年が定年で毎日を元気なく過ごしていた。
そんな吾一のところにタバコ屋のお婆ちゃんが訪ねてくる。
お互い身寄りがないから一緒に暮らさないかと話す。
定年後のことを考えてボーッとしていたら一平たちがバーをくぐって踏切を渡る。
だが一平の足が線路に挟まってしまう。
吾一は一平を助けるも電車に轢かれてしまう。
その日から踏切に吾一の姿は見られなくなった。
そして一平たちは線路遊びをやめた。
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吾一がはっきりとどうなったか描かれないが、おそらく亡くなっている。
自分の代わりに人が亡くなった一平。一生モノの心のトラウマ。
中々衝撃的な結末。
3巻15話【桜の木の下で】
花見の季節のエピソード。
仕事を早めに切り上げて花見を楽しむ鈴木一家。
桜にはお母さんの切ない恋の思い出がある。
お父さん側の目線とお母さん側の目線がまるで違うも、お母さんは思い出を胸の内に閉まっておく。
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いつの時代も男は勘違いをしている。
ちょっぴり切ない話。
3巻16話【変わり玉のひみつ】
駄菓子屋で豪遊する一平と飲み屋で一杯やるお父さんのエピソード。
一平もお父さんもお母さんに怒られるが、そこは男同士。
妙な連帯感が有りお母さんが呆れる。
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まだ名無しの状態だが何気に茶川さんの初登場回。
3巻17話【五月の花嫁】
娘のために家を改築するが、娘は北海道に嫁に行ってしまい大反対する森川のエピソード。
そんな娘の結婚に大反対する森川。
母も娘も近所の人も森川をバッシングする。
そんな森川のところに建具屋のミッちゃんのお父さんが仕事に来る。
ミッちゃんのお父さんも一人娘を持つ同じ境遇。
話の合う二人だった。
娘の幸せを願いつつ悲しい気持ちになりながら、娘を嫁に送る。
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子供は自分の所有物ではない。勝手に予定を立てて勝手にすねて勝手に悲しむ。
信じられないが昔はこういう時代だったのだろうか。
話の最初に外国かぶれなシーンがあるのに、子供に対しては保守的で皮肉が効いている。
3巻18話【店主セミナー】
セミナーという名目で羽根を伸ばす商店街の男性店主たちのエピソード。
競馬に行き成績の悪い駄馬に思いを重ねる一平の父。
以前は駅前で店を構えていた料理屋の主人が、繁華街に客を取られて屋台の主人になってしまう等、世間の世知辛さが描かれた回。
鈴木オート内では妻や六郎に頼りにされて気持ちを入れ替える父の姿が描かれた。
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帰ってくる場所がある。当たり前と思わずに大事にしたほうが良い。
息抜きもほどほどにしよう。
3巻19話【スカスカ人生】
茶川さんと不良少年・ゴンが主役のエピソード。
駄菓子屋の主人ではなく小説家の一面が新たに描かれる。
だが落選ばかりで機嫌の悪い茶川。
憂さ晴らしにクジのスカを水増しする。
中々陰湿な爺さんだが、めずらしく良いことをする。
いじめっ子で仲間外れの少年・ゴンを見てかつての自分の姿と重ねる。
せめてクジで1等をあげよう。
そう思い次にクジを引きに来たゴンに1等をあげる。
1等の景品はゴンが欲しがっていたカメラ。
念願のカメラを手に入れたゴンは、女の子に声をかける。
最初は不良の少年と警戒していた女の子たちも、カメラに写りたくて心を開く。
カメラのシャッターを切るゴン。
瞬間。シャッターから何かが飛び出してきた。
それは本物のカメラではなくイタズラ用のドッキリカメラであった。
少女たちに再び嫌われるゴン。
良いことをしたと気分のいい茶川。
だがゴンは茶川の顔を見るなり先程の出来事を思い出してシカトする。
そんなゴンを見て茶川の気分も悪くなる。
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普段から人に優しくしていないと人へ優しくする方法が分からない。
中々パンチの効いた話。
慣れないことはするものではない。
三者三様で誰にも救いがない話。
3巻20話【六さんの休日】
集団就職したクラスメイトと久々に再開する六郎のエピソード。
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かつてのクラスメイトの前で見栄を張る男子メンバーと現実的な女子。
その心情の描き方がリアル。
3巻21話【学期末】
一平の成績の悪さが原因で夫婦喧嘩をする鈴木一家のエピソード。
夫婦喧嘩が白熱して一平が家を飛び出してしまうも二人は気づかない。
冷静になった二人は一平が居なくなった事に気づき探しに行く。
近所の家にテレビを見に行っていた一平は疲れて寝てしまった。
一平をおぶりながら帰る二人。
寝顔を見ながらあまり一平にうるさく言うのはやめようと話す二人。
だが翌日目が覚めた一平は、今日からの夏休みを全力で遊び倒すことを誓うのであった。
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子供の頃の終業式の嫌な思い出が描かれた良回。
3巻22話【祭ばやし】
トビの頭で昔は顔を広く利かせていた源さんのエピソード。
今の子供達はお祭りもお神輿も知らずに育っている。
そんな現状に嘆きお祭りを復活させようとする源さん。
さっそく各家庭にカンパをお願いしに行くが、背中や腕の入れ墨を見せながらのお願いに町民は恐怖する。
それでも祭りは盛り上がり成功を収めるが、肝心の源さんは前日に心臓を悪くして入院していたのであった。
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人生が終幕に近づいて、次世代に何を残せるのかを描いた深い話。
まだ自分はそこまでの境地ではないけれど、もっと年齢を重ねたら源さんのような思いになるのかもしれない。
3巻23話【幻燈】
幻燈を心の支えにする幸子と幸子の恋人のエピソード。
幸子は病気で静養中。
そんな幸子と結婚して田舎で静養したいと願う幸子の恋人。
いよいよ恋人の田舎に向かおうというところで幸子の病気が悪化する。
恋人との時間は幻燈のように束の間の夢だった。
そう悟った幸子は何も告げずに夕日町を出る。
幸子の部屋には一台の幻燈と落ち込む恋人が残されたのであった。
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近所の奥さんの噂話だと幸子は色町出身だったり、具体的な病名も明かされず謎を残して終わる話。
3巻24話【上野発23時20分】
倒産寸前のチューブ入りリョコレートを作っている会社社長のエピソード。
銀行の融資を断られパチンコに行き飲み屋で一杯やり故郷を思い出す社長。
今なら最終列車に間に合うかもしれない。
電車に乗って連れ合いの連中の話を聞く。
出稼ぎに東京に来て一年ぶりに帰る青年。
集団就職で東京に来て田舎に帰る六郎。
勤めた会社が倒産して仕方がなく帰る青年。
そんな青年に社長は手持ちのチューブ入りリョコレートを渡す。
人生七転び八起き。そう思い直して途中下車して再び上野に戻ろうと決意する社長。
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一見良い話風に締めようとしてるがとんでもないクソ社長の話。
借金取りの対応を従業員に任せて融資が受けられないと分かるやいなや、パチンコに行き飲み屋に行き故郷に戻ろうとした社長。
確実に従業員は絶望しているはず。どの面下げて戻るんだろう…
胸糞回である。
3巻25話【山男の詩】
山に人生を掛けていた青年のエピソード。
だが遭難の記事を見るたびに不安になる青年の母。
そんな母の気持ちを知らずに山登りを続ける青年。
山で遭難者を救助したり満足気な青年だが、そんな青年を見ても母の心は晴れない。
そして母のもとに息子が事故にあったと知らせが入る。
慌てて病院に駆けつけるも亡くなっている青年。
悲しみに崩れ落ちる母だったが、亡くなったのは別の人で青年ではなかった。
無事とわかった後でも気を失って倒れてしまう。
そんな母の姿をじっくり見て今まで不安にさせたことを気づく青年。
生き方を改めて家族を作り幸せになった青年。
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好きな事や物を捨てなくてもいいと思うがそれが周りを不安にさせることなら考えを改めたほうが良いかもしれない。
3巻26話【台風の夜】
三丁目の戦争での犠牲者が語られたエピソード。
話は一平を主役にして進む。
タバコ屋のお婆ちゃんの息子の霊。
水玉の服でオカッパ頭の女の子の霊。
一平が見た霊は二人。
だがタバコ屋のお婆ちゃんの息子の霊は、隣の家の生きた青年だった。
戦死と思われていた青年だが生還して三丁目に帰ってきた。
そしてタクマ先生の娘の霊は、娘が大事にしていたオカッパ人形だった。
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タクマ先生のキャラを掘り下げた回。
3巻27話【父さんのチンチン電車】
都電の運転手を父に持つヒデキのエピソード。
父が定年なのでお祝いをすると言われるも急なことでスケジュールの調整がつかない。
車で営業に回るも車が故障してしまい仕方がなく都電に乗るヒデキ。
チンチン電車に乗り子供の頃の思い出が蘇る。
子供の頃は憧れて誇りに思っていたが、成長するにつれてチンチン電車が恥ずかしくなっていくヒデキ。
父の運転姿を一目見ようと運転席側に回るも人違い。
ヒデキの父は昨日定年している。もう父の運転を見ることが出来ない。
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大人になって自分が忙しくなるヒデキの気持ちが分かる。
だけれど親の定年や死は避けられない。
忙しいと思いながらも意外に時間を作り出すことは出来る。
ヒデキのように後悔しないように生きよう。
3巻28話【三丁目のドラネコ】
甘党のドラネコが主役のエピソード。
今までの話でちょい役で出ていたドラネコ。
被害に合った一平がついにドラネコの正体を突き止める。
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今巻にちょくちょく出演していたドラネコ。
今巻の最終話の主役にドラネコを持ってくる辺り、西岸先生の伏線回収とストーリーの作り方が光る。
まとめ
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この巻から鈴木一家、サブちゃん、ユウちゃん、ミッちゃん、タクマ先生、茶川さん、タバコ屋のお婆ちゃん等の夕日町を舞台にしたレギュラーキャラが登場する。
ある意味三丁目の夕日・夕焼けの詩はこの3巻からがスタート。
今も続く夕日町の物語をお楽しみ下さい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
三丁目の夕日 夕焼けの詩 3巻
『三丁目の夕日』の実写映画版公開記念作品。映画の原案になった12編を収録。
シリーズ初の3Dで公開する映画「ALWAYS 三丁目の夕日’64」のノベライズ版。
2005年に公開された実写映画第1作目。
2007年に公開された実写映画第2作目。
2011年に公開された実写映画第3作目。
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