須藤佑実【ミッドナイトブルー】評価と感想

恋愛
出典:須藤佑実 ミッドナイトブルー 祥伝社

楽しい漫画ライフを過ごしていますか?

こんばんは。

紙媒体・電子書籍の漫画を5300冊以上購入してきた♡おじさん編集長(@igmonostone)です。

今回の記事は【ミッドナイトブルー】評価と感想です。

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【ミッドナイトブルー】ってどんな漫画?

『恋愛』をテーマに『日常』『ファンタジー』を交えた1話読み切りの短編集。

絵やコマ割りはオーソドックスで読みやすい。

ただ人物の書き分けが今ひとつかもしれない。

男性キャラ、女性キャラ、同じ顔がいっぱい出てくる。

ただ恋愛関係の何ともいえないモヤモヤ感、自分の力じゃどうしようもできない、何か大きい力にあらがえない感の描き方がとても上手。

読んだ後はスッキリするという作風ではなく、読み終わった後も考えさせられる作風。

こんな人に読んでほしい

・切ない恋愛ストーリーが好きな人

・変わった恋愛ストーリーが好きな人

・ファンタジーに抵抗がない人

作品情報

作品名ミッドナイトブルー
作者須藤佑実
巻数全1巻
ジャンル恋愛 日常 ファンタジー
出版社祥伝社
発売日2016年11月8日
アニメ
ドラマ
映画

※以下ネタバレが有るのでご注意下さい。

【ミッドナイトブルー】の各話レビュー

出典:須藤佑実 ミッドナイトブルー 祥伝社

箱の中の思い出

イケメンの高校教師・石井(いしい)。

朝起きると見知らぬ女性が部屋にいた。

どうやら昨夜合コンで会った女性らしい。

女性が妙に若いのが気になったがもう会う事はないだろう。

~学校~

昨晩の合コンの話を同僚とする石井。

同僚に今朝の女性と歩いている所を目撃されていた。

同僚は石井に若くてキレイな彼女がいるなら合コンに誘わなかったのにという。

彼女は昨日の合コンメンバーじゃないのか?

それじゃあ今朝会った女性は誰だ・・・?

合コン場所だった居酒屋。

そこに女性はいた。

せっかくなので居酒屋に入る石井。

石井『もしかして1年2組5番だった岡野史織(おかのしおり)?』

岡野は石井が初めて受け持ったクラスの生徒だからよく覚えていた。

岡野の事は名字、声、勘で分かった。顔では分からなかった。

岡野は自分の顔が嫌いで整形していた事を告げる。

整形前は性格も暗くていじめられていた。

だけど整形後は何もかもが変わって今が楽しくてしょうがないと話す岡野。

石井『・・・岡野が自分で決めてそう思えるならそれが何よりだ。』

岡野『本当?先生にそう言ってもらえてよかった。』

岡野『先生のこと好きでした。』

岡野『あっ。だから今どうこうなりたいってわけじゃないよ。昔の話。昔の話。』

岡野『ただ少しだけ。青春をしたかった。』

出典:須藤佑実 ミッドナイトブルー 祥伝社

生徒にとっての学校。教師にとっての学校。

学校は箱。教師はビー玉。

たまに覗き込んでは想い出に浸る箱。

『箱から出た後は、知らない所でそれなりに元気でやってくれればそれでいい。』

そう言いながら落ち込む石井。

石井が初めて受け持ったクラスの中で、一番顔が好みなのが岡野であった。

しかしこの想い出は箱にしまって墓まで持っていく。

おじさん編集長
おじさん編集長

男女の出会いはやっぱりタイミングが重要なんだなと分かる。

石井が整形前の岡野の顔が好き。

岡野は石井が好きだけど顔のせいで自分に自身が持てない。

また学校や教師を『小さな箱』っていう表現にグッときた。

評価【★★★★★】

夢にも見たい

男性アナウンサー・本田悠一朗(ほんだゆういちろう)に恋する女子高生・小林千香(こばやしちか)。

千香は本田が毎週出演している番組を楽しみにしていたが、来週の放送で卒業をすると知る。

この世の終わりかのように絶望する千香。

千香は本田の夢を見る。

夢の中だけどパニックになって本田に何を伝えていいか分からない千香。

出典:須藤佑実 ミッドナイトブルー 祥伝社

千香『あの。』

そこで夢から覚める。

千香『もう少しでお別れか・・・』

本田が番組卒業する最後の日。

最後の挨拶に本田は昨日見た夢の話をする。

浮世絵の中の世界。

女の子は鏡台の前で物憂げな様子。

その様子をじっと見ていたけどフッと女の子が振り向く。

女の子『あの。ありがとうございます!』

千香と本田は夢の中で会っていた。

おじさん編集長
おじさん編集長

何かよくわからない話だった。

それとも女性は一度はこういう夢を見るのだろうか。

やっぱりよくわからん。

評価【★★】

今夜会う人

なんでもない街のバーで突然昔の記憶が蘇る事がある。

満彦はバーの女性店員の顔を見て驚いた。

女性店員の顔が昔会った女性に似ていたからだ。

バーの女性店員に昔話をする満彦(みつひこ)。

当時満彦は大学生で、父の帰省について行った。

祖母は入院生活をしていてお見舞いの時間以外は暇をしていた。

父の実家は自然しかなく暇を持て余していた満彦。

散歩しかする事がなかった満彦は、女性と会って仲良くなる。

女性の名はシマ。

何故か下の名前か名字かは教えてもらえなかった。

それから昼間の空いた時間はシマと過ごす満彦。

得体が知れないシマだったが満彦は確実に惹かれていた。

ある日満彦はシマが結婚している事を告げられる。

ショックを受ける満彦。

シマの夫は外国にいて会えないという。

出典:須藤佑実 ミッドナイトブルー 祥伝社

シマ『ねえ。夜に会えない?今日待ってるから。』

夜中出かける事を迷った満彦だが、シマの所へ向かう。

だが顔が違う事に気づいた満彦。

耳と尻尾が生えたシマは満彦の元を去る。

何がなんだか分からない満彦は家に戻る。

祖母はその夜に亡くなってしまった。

祖母の持ち物を整理していたら昔の写真が出てきた。

写真に写っていたのは昨夜まで会っていたシマだった。

~バー~

シマというのは祖母の旧姓。

祖母の住んでいた地方には言い伝えがあった。

人間の魂が動物の体を借りる事がある。

借りている間は外見が人間になる。

満彦『きっと祖母は自分の家に帰りたかったんだと思います。』

満彦『病院ではなくて自分の生まれ育った土地にいたかった。』

だけどバーの女性の見解は違う。

怒涛の日々を過ごしていた祖母は今までの人生を振り返る。

今までで一番楽しく戻ってみたい時はいつか。

例えば花のように短かった結婚生活。

バーの女性店員『多分ね。あなたがおじいさまに一番似てたのよ』

バーの女性店員『私も都会の生活に疲れてきたからそろそろ自然に帰ろうかしら』

そう言って女性店員は満彦の前から姿を消すのであった。

おじさん編集長
おじさん編集長

話のネタとしては昔から使い古されていた王道中の王道。

キツネが人間を化かす話。

だけど素材をどう活かすかは漫画家さん次第。

こういうベタな話大好き。

王道から邪道を経てまた王道に戻る。

漫画ライフはこの繰り返し。

評価【★★★★】

花が咲く日

南家の長男・南耕一(みなみこういち)は植物園で働く研究者。

この日も珍しい植物を求めて外国に飛び立とうとしていた。

そんな耕一に近所に住む大川芳妃(おおかわよしき)は思いを告げる。

告白を目撃する南家の次男・英二(えいじ)。

~8年後~

芳妃は植物園で働いていた。

英二は芳妃に耕一の失踪宣言を出す事にしたと報告に行く。

耕一は8年前のあの日から連絡が途切れて行方不明になっていた。

それを聞いてシレッとしている芳妃。

芳妃にまだ耕一の事が好きなのか尋ねる英二。

当時芳妃の告白の一部始終を見ていた事を話す。

知らなかったと思っていた芳妃は恥ずかしさのあまり顔を伏せる。

英二は決意する。

植物園のバラを育てたら芳妃に告白をしようと。

出典:須藤佑実 ミッドナイトブルー 祥伝社

思いが実りバラを咲かせた英二。

いよいよ芳妃に告白をするが、芳妃は上の空。

耕一が戻ってきた。

そして芳妃に告白をする耕一。

英二のバラは耕一のよくわからない植物に敗北した。

その後も英二はなんとなく花の世話を続けている。

そして耕一が持ってきた植物に花が咲く頃、南家にはもう1人家族が増えるのであった。

おじさん編集長
おじさん編集長

これも話のネタとしては昔から使い古されていた王道中の王道。

兄、弟、近所のお姉さんの三角関係。

芳妃も英二も相手の事を一途に想い続ける。

そんな二人をよそに耕一は自分の興味のあるものに夢中。

ある意味耕一も一途だけれど・・・

自分の好きな人が兄の嫁となり家族となる。

どんな気持ちなんだろう。

評価【★★★★】

白い糸

季節外れの寒波で交通網がマヒして帰宅できない渡(わたる)。

偶然にも大学時代の先輩・沙子(しょうこ)に再会する。

家に帰れないと事情を聞いた沙子は、渡を家に呼ぶ。

闇鍋を作っていた沙子に先輩は大学時代と変わっていないと話す渡。

鍋を囲みながら大学時代の思い出話をする二人。

初めて会った時の事。

沙子を好きになった時の事。

沙子に私の事が好きならこれを飲めるかと謎の液体を渡された事。

出典:須藤佑実 ミッドナイトブルー 祥伝社

謎の液体を飲み始めた直後に彼氏がいるのを聞いた事。

吐いて倒れて気づいたら沙子の家にいた事。

先輩の事を諦めきれずに微妙な距離感で過ごした事。

先輩の居所を見つける特技がある事。

卒業式の日に彼氏ととっくに別れた事を知った事。

卒業式でダメ元で連絡先を聞いた事。

聞いた連絡先がデタラメで弁当屋の番号だった事。

話をしている内に酒がすすんで寝落ちする渡。

目を覚ますと沙子は居なくなっていた。

先輩の居所を見つける特技がある渡は沙子を発見する。

渡『俺、先輩のこと見つけるの得意です。』

沙子『・・・もうやめなよ。そういうの。』

沙子『多分。私はもう大学時代の私とは全然違うよ。』

沙子は職場の上司と付き合っていたが、上司は結婚していて、それが職場にバレて居場所がなくなり会社を辞めていた。

沙子『大学時代の私って何でも出来るって思い込んでたなー。』

沙子『変な自信があって・・・だから毎日楽しかった。』

沙子『渡が好きだったのはそういう私じゃないの?』

何も言えなかった渡は沙子と家に帰る。

渡は沙子を白くて綺麗な服を着てても中身は食べ合わせの悪い料理と例える。

そして家の闇鍋を一気に飲み干す。

渡『あの時は飲み干せなかったけど・・・今ならなんでも・・・』

真っ直ぐな渡の行動に笑いながら涙する沙子。

おかしくなって渡も一緒に笑い合う。

おじさん編集長
おじさん編集長

リアルに考えると、自分が好きだった子に連絡先を嘘つかれた時点でお終い。

二度と会う事はないだろう。

そんな先輩と偶然遭遇して、家に行って、もう一度告白するっていう全てがファンタジー的展開。

評価【★★★】

ある夫婦の記録

家で浮気をする妻・香澄(かすみ)。

その妻を隠しカメラで監視する夫・龍司(りゅうじ)。

やりとりは主に電話とメール。

二人の馴れ初めはお見合い。

出会って間もなく龍司は香澄にプロポーズする。

だが籍を入れた直後に龍司からある事を告げられる。

龍司『僕は香澄さんにさわることが出来ない・・・』

理由は香澄が綺麗すぎるので、自分が香澄にふれる事を自分自身が許せないからだ。

香澄はそれはともかく、部屋の隠れてない隠しカメラについて確認する。

出典:須藤佑実 ミッドナイトブルー 祥伝社

龍司は香澄にふれる事は出来ないけれど、出来るだけ香澄を近くに見ていたいから設置したと話す。

そんな龍司を抱きしめる香澄。

悲鳴を上げる龍司。

その日から龍司は家を出てしまった。

広い家に一人。うっぷんが溜まった香澄は龍司に家に戻るようお願いする。

それでも戻らない龍司。

龍司への脅迫で香澄はこの家に男を連れ込んで浮気をするという。

龍司は自分が香澄にふれられないので、自分の代わりとして他の男と接するのに問題はないという。

最初は驚いていた香澄だが、浮気を繰り返す内にこの生活リズムが当たり前になっていた。

この生活に疲れた香澄は浮気相手と駆け落ちして家を出る事にした。

浮気をしても、食事を一人でしても、階段から転んだ時も、龍司は徹底して来なかった。

そんな龍司だが今回ばかりは止めに来た。

話し合う二人。

香澄は自分にふれなくてもいいから少しの時間会ってほしいという。

場所はこの喫茶店。

香澄は龍司の照れた顔が見たかった。

喫茶店で待ち合わせをする男女。

別々に来ては別々の帰路につく。

その頻度が週1から週5に変わり、2年経ったある日・・・

おじさん編集長
おじさん編集長

ぶっ飛んだ設定。

だけど案外こういう夫婦もいるかもしれない。

プライベートな夫婦関係って友達はもちろん、親にも話さないだろう?

評価【★★★★★】

ミッドナイトブルー

2003年8月。高3の夏。

火星の大接近を観測する天文部員の4人。

蓮見(はすみ)♂、みのる♀、冬馬(とうま)♂、沙月(さつき)♀。

火星は687日、約2年に1度、地球に接近する。

卒業後は進路もバラバラになるので、火星接近の日を同窓会にしようとみのるが提案する。

出典:須藤佑実 ミッドナイトブルー 祥伝社

なのに2日後。みのるは交通事故で亡くなってしまう。

2005年10月。

母校に集まり同窓会をやる3人。

みのるの事を思い出して悲しむ沙月。

蓮見『でもみのるだったらきっと』

みのる『しめっぽいのは苦手なんだよ~』

蓮見『とか言いそうで・・・』

!?

蓮見『え?』

蓮見の横にはみのるがいた。

幽霊のようで蓮見にしか姿と声は認識できない。

2年ぶりに見たみのるの幽霊は生きてた頃とかわらず楽しそうだった。

2007年12月。

普通に皆と会話(二人の会話に勝手に参加)するみのる。

蓮見はみのるに成仏しなくていいのか。普段はどこにいるんだと質問する。

みのるは成仏は別にしなくていいんじゃない?

普段いる場所は蓮見が羨ましがる場所と答える。

2012年3月。

沙月の結婚報告に感動するみのる。

蓮見『俺達はどんどん大人になっていくのに。みのるの時間だけ止まったままだ。』

蓮見はみのるが冬馬の事を好きだった話をする。

だが冬馬はみのるが好きだったのは蓮見だと言う。

二人でよく音楽の話してたり、イヤホンの耳わけあってたり。

冬馬の意見を蓮見は否定する。

みのるは部内で自分の事だけ名字で呼ぶから。冬馬は名前呼びなのに・・・

沙月『名前で呼ぶの恥ずかしかったんじゃない?』

沙月『それに暁人といる時のみのる。すごく楽しそうだったよ。』

沙月『暁人は?暁人はどう思ってたの?みのるの事』

蓮見『俺は・・・』

おじさん編集長
おじさん編集長

この続きは是非読んで確認してほしい。

2014年4月。

2016年5月。

みのるの問い。蓮見の答え。涙が・・・

そしてみのるの普段居る場所。

評価【★★★★★】

おじさん編集長〆の一言

おじさん編集長
おじさん編集長

主役目線でいうとハッピーエンド率が低い。

だけど人生の縮図と考えるとこの確率も納得。

成功する確率の方が少ないのだから。

須藤佑実先生の他の作品も読みたくなります。

それではまた明日。

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