今回の記事は【ファンタジスタ】に登場したキャラクター、沖田薫についての記事です。
初登場から最終回まで。
【キャプテン翼】のファンディアス。
【俺たちのフィールド】の騎場拓馬。
【ファンタジスタ】の沖田薫。
サッカー漫画界の三大ドリブラー。
沖田薫のプレー、メンタル、ライバル関係まで掘り下げていきます。
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ファンタジスタってどんな漫画?
サッカーを題材に、高校選手権からオリンピック代表選までを描いた作品。
初期の頃はリアル寄りのサッカーとキャプテン翼寄りのトンデモサッカー、どっち路線にするか様子を見てた感がある。
スルーパス!!アーリークロス!!ダイレクトパス!?戦略的ファール!!
時間と空間、全てを支配した!!
キングクリムゾンみたいや。
作品情報
作品名 | ファンタジスタ |
作者 | 草場道輝 |
巻数 | 全25巻 |
ジャンル | スポーツ サッカー |
掲載誌 | 週刊少年サンデー |
連載期間 | 1999年35号 – 2004年14号 |
アニメ | |
ドラマ | |
映画 |
※以下ネタバレが有るのでご注意下さい。
沖田薫ってどんなキャラクター?
初登場は水本との練習試合
沖田『インターハイ優勝…この星は今年僕が増やした!!選手権でまた増やすよ。』
~ファンタジスタ2巻より~
沖田薫は、主人公・坂本轍平が初めて対決したファンタジスタ。
常にてっぺいをライバル視した、非常に誇り高い天才ドリブラー。
天神高校の10番を背負い、高校選手権で自身のチームを優勝させる。
日本ユースの代表でもある。
サッカー王国静岡の出身だが、もっと上手くなるために福岡県の高校に入学した。
沖田『僕も高校卒業したら即、海外だ!!』
高校卒業後は即海外でのプレーを希望しており、サッカー人生の計画性の高さがうかがえる。
沖田『僕や君みたいに才能あるヤツは…早いうちから世界に出るべきだってね。』
ライバルと認めたてっぺいに、世界でのプレーを意識させた。
幼少時代から3人の兄(Jリーガーや名門高校所属)を相手にプレーしていた。
密集地でのドリブルが得意。
てっぺいにファンタジスタとしての能力を見せつけるが、練習試合は引き分けで終了。
てっぺいの後のライバルになると思わせる締め方。
代表合宿で再登場
自分が認めたてっぺいとの再会。
てっぺい、近藤、森川を相手にトップ下のポジション争い。
この頃はドリブル一辺倒ではなく、パスの能力もファンタジー溢れるプレーヤーだった。
沖田『勝算は……僕がこのチームにいるってことさ。』
沖田『でも勝ち残るのは僕だ。そして今年のエースは僕が務めるんだ。』
沖田『僕はいつだって一番なんだ。』
常に見せる余裕の笑顔。沖田の魅力の一つ。
沖田『密集した場所でこそ、僕のテクニックは際立つ!!』
ドリブルが目立っていたけれど、パスの精度も凄まじい。
近藤よりも沖田をトップ下にして、てっぺいとのファンタジー溢れるプレーを魅せてほしかった。
沖田『こないだの水本、天神戦の決着…ここでつけようじゃない・・・・・・・・・』
沖田『君と僕、どちらが上なのかね。』
てっぺいへの強烈なライバル心。
ファンハーレン『時代に乗った者、あえて乗らなかった者・・・・・・・・・』
ファンハーレン『最後に生き残ることができるのは果たしてどちらか・・・・・・』
生き残るのは、てっぺいか、沖田か。
てっぺいとの対決でいつもの余裕が無くなる。初めて見せる苦しそうな顔。
ペナルティエリアの外からシュートが届かなかった少年時代。
兄からマラドーナの伝説の五人抜きの映像を見せてもらう。
沖田兄『おまえもシュートが届かないんなら、届くとこまでドリブルでもっていけばいいのさ』
沖田兄『おまえは、世界を狙える器を持っている!!』
コンプレックスをバネにドリブルの技術を身に着けた。
だけど…自分の認めた相手に敗れる。
合宿を去ることになった沖田。去る前にてっぺいとのミニゲーム。
沖田『いいだろう?敗れ去るものへのはなむけとして、ちょっとだけ付き合ってくれよ。』
兄から示してもらった世界への可能性。沖田もてっぺいに同じ道を示したかった。
沖田『そして、僕は君と一緒に世界を目指したかった。』
次こそチームメイトでやりたい。
沖田とてっぺいのコンビプレー。
ミニゲームを観戦していたフランク。
フランク『二人のファンタジスタが共鳴しあって、美しい旋律を奏でている。』
フランク『パスが歌を歌っている!?』
ファン・ハーレンの教え「パスが言葉となる」に対して「パスが歌を歌っている」てっぺいと沖田。
てっぺい『ありがとう、楽しかったよ。』
沖田『それはこっちのセリフだよ。』
このコンビ大好き。もっと二人のコンビを見たかった。
でもこれがあるからこそ最終戦がより良くなる。
西郷との試合
回想のワンシーン。西郷に封じ込められる沖田。
代表落選。全国大会で会うかと思いきや西郷に敗北。
だんだん初期のライバル感から格落ちしてくる…
オリンピック代表へ
沖田『久しぶりだね…名門チームのエリートさん!!』
2年ぶりの再会。顔に傷と言うベタな成長方法で描かれる。
ニコニコキャラから人を寄せ付けないちょい暗キャラへ。
ACミランに入団した坂本に対して、パラグアイのチームに入団した沖田。
てっぺいに対して心に期するものがあったから…
沖田『僕は・・・・・・君に勝つことを楽しみにしてきたんだ。本当に、会えてうれしいよ・・・・・・・・・』
強烈なライバル心。ACミランのてっぺいを相手によりライバル心が強くなっている。
南米でのサッカー修業の成果。
日本代表のディフェンダーをあっさり抜き去る。
沖田『その程度の力で…君がフィールドで僕がベンチだって?』
スタメン発表。まさかのスタメン落ち。
納得の行かない沖田はファンハーレンへ直接のアピール。
沖田『僕は、全てにおいて坂本を超えています。』
沖田。てっぺい君呼びから坂本へ。悲しい。沖田がてっぺいを超えるべき相手と認めたからか。
沖田『僕は、坂本とは別のやり方で、世界を目指したいんだ。』
自分で考え抜いて出した結論。サッカー本位でてっぺい本位。
不調のてっぺいに代わって残り時間十分での出場。与えられたチャンス。ものにできるか。
沖田『残り10分で自分の力を証明するのは簡単なことではない・・・・・・・・・』
沖田『でも・・・・・・・・・パラグアイじゃそれが当たり前だった!!』
沖田『見ていろ、ファンハーレン!!』
監督とのユース時代からの確執。ドリブルシュートでのゴールで見返してみせる。
てっぺいからレギュラーを奪い返した沖田。
てっぺいとのファンタジスタ論。
沖田『ファンタジスタは、その想像力をきっちり形に表してこそファンタジスタなんだよ。』
パラグアイでの生活。もう少しのところでケガ。
沖田『何百分の11に登りつめようとしてたところだった・・・・・・・・・』
なぜそんなに思い詰めるのか疑問に思うパラグアイのチームメイトに対してのセリフ。
沖田『そいつは、いつも、僕より少し先を行く・・・・・・・・・ファンタジスタさ。』
どうしてもてっぺいに勝ちたい。悟空とベジータの関係と同じだ。
オリンピック本戦。
徐々に沖田の個人技が通用しなくなる。そこにてっぺいのイメージがシンクロしていく。
だけどてっぺいのイメージを認めない沖田。
ここまでくると意地のみ。認めれば楽になるのにプライドが邪魔をする。
沖田『僕は坂本に……負けを認めたことになる!!』
てっぺいを肯定することと自分を否定することは違うのに。
チームの勝ち負けよりもてっぺいとの勝ち負けに固執している。
苦しむチームに声をかけるてっぺい。
てっぺい『なんで誰も沖田を助けてやらない!?』
てっぺい『近藤!!フォローが足りない。陸奥さん、もっとマーカーをひきつけてデコイに走れ!!』
てっぺい『沖田を…孤立させるな!!』
てっぺいはチームの勝利のために自分にできることをする。
沖田はてっぺいに勝つためにチームを勝利させる。
似ているようで真逆のスタイル。ジャパンユースカップでのイタリア戦ハーフタイムのオマージュ。
「チームとして勝つ」
イタリア戦のメンバーだった選手は、試合に勝つことが最優先と監督に教えられた。
色々な意味で沖田の人生を変えたファンハーレン監督。
沖田『僕は……このドリブルを武器に、ここまでやってきた…』
自分の武器を磨き上げて、自分が最も信頼できる武器にしてきた。
人生にも通じるものがある。
仲間との連携で遂に抜き去る!!
サッカーは一人ではできない。
大切なのは味方同士のコミュニケーション、仲間を思う気持ち。
沖田『一番負けたくなかったヤツに教えられた・・・・・・』
頑なだった沖田の気持ちに変化が。
怪我でピッチを去る沖田。
沖田『あとは・・・まかせたよ。』
ファンタジスタ沖田からファンタジスタてっぺいへ。
バトンタッチ。
病院での診察。
カカトのケガが軽傷だった。やっぱり沖田は笑顔が一番。
沖田『こんなに・・うれしいことはない・・』←古谷徹さんの声で再生される。
怪我の治療で決勝戦に遅れてしまう沖田。
ヒーローは遅れてやってくる。
沖田『どうしたんだろう、今日の僕はなにか変だ・・・・・・』
沖田『こんなに気持ちが昂っているなんて!!』
満を持しての登場。
てっぺいとのコンビプレー。
沖田&てっぺい『さあ……あの夜の続きをやろう!!』
時は来た。ただそれだけだ。
この後の沖田とてっぺいのプレーはサッカー漫画史に残る屈指の名シーン。
ぜひ確認してほしい。
ライバル同士が手を組む。やっぱり悟空とベジータみたいだ。
オリンピック終了後。
今度はアルゼンチンへ旅立ち。より上手く。より強く。
まとめ
沖田薫の魅力を語りつくすために、ファンタジスタ全25巻を読み直した。
てっぺいの生涯のライバル=マルコ・クオーレ。
てっぺいの幼馴染=森川。
てっぺいの対立相手=近藤。
てっぺいの日本でのラスボス=西郷。
てっぺいのミランでのラスボス=バイエビッチ。
上記のキャラクターと比べると沖田の立ち位置がイマイチ定まらなかった様子。
当初はタイトル通り、てっぺいが初めて対決したファンタジスタだったのに。
ファンタジスタとしての能力はマルコやバイエビッチに敵わないだろう。
沖田はスパロボで例えると召喚武器の扱いになる気がする。
それでも、自分は沖田が大好きです。
・天才ドリブラー
・南米でのサッカー修業
・顔に傷
・ヨーロッパ所属の選手(てっぺい)に対するライバル心
・カカトのケガ
・最終的にはてっぺいとのファンタジー溢れるチームプレーでの優勝
設定だけ見ると沖田の方がよっぽど主人公っぽい。
ジャパンユースカップの後、高校選手権になった時、日本でのラスボスは沖田が務めると思っていた。
だがしかし、草場先生は予想の斜め下を行く外の展開を描く。
西郷との全国をかけた試合でのキックオフ。
てっぺいと西郷の試合をテレビで観戦するメンバーに、ジャパンユースカップでチームメイトだった、岡田、五代、郁田、樋口の姿がある。
当然、全国では彼らとの白熱した試合を期待していた。
かつてのチームメイトが対戦相手になる。
そして準決勝で、てっぺいVS森川。
もしくはスラムダンクの海南VS陵南を彷彿させる、森川VS沖田。
めちゃめちゃベタだけど、決勝でてっぺいVS沖田の試合が描かれると思っていた。
しかし!なんと!てっぺいは西郷との試合の勝利後にイタリアに行ってしまった。
当時は急展開にファンタジスタが打ち切られたと思ったよ。
『姉ちゃんを日本一の監督にしちゃる』
てっぺいとチームメイトの目標。
目標や夢を自分から反故にした少年漫画の主人公は居ただろうか…?
裏を返せばよっぽどマルコを超えたい、マルコに勝ちたいというライバル心が読み取れるけれども。
世界のサッカーを勧めた沖田の立場が無くなってしまった…
さらに急展開のイタリア編。
個人的にはプロのサッカー選手として生きていく辛さや厳しさを描いた名作だとは思うけれど、世間的にはあまり人気が無かった模様。
ミランの一軍VS二軍が終わった後は、すぐさまオリンピック代表編になる。
てっぺいの年齢的にも普通に上記の高校選手権をやってワールドユース編で良かった。
ファンハーレン監督のセリフやメキシコ代表のセリフを見ると、ワールドユース編の構想はあったっぽい。
完全に推測だが、少年サンデーの悪い意味で有名な編集のテコ入れがあったのだろうか…
まとめの一言長くなりすぎた。そろそろ締めます。
沖田はユースの代表合宿以降出番がなかった分、オリンピック編では主人公クラスの扱いを受けてた。
それには感謝しております。
次回作の【ファンタジスタステラ】での活躍も期待していたけれど、ステラでは森川が主人公だった。
草場先生には是非とも沖田を主役にした作品を書いてほしい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
ファンタジスタ
『ファンタジスタ』の続編
ファンタジスタ ステラ