『ファンタジスタ』が教えてくれた、才能よりも大切な「社会の縮図」

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今日ご紹介する漫画は『ファンタジスタ』

サッカー漫画『ファンタジスタ』は、天才プレイヤーの成長物語。
この作品が描いているのは、組織の中で才能がどう扱われ、人はどう折り合いをつけて生きるのかという現実的な問いだ。

この記事では、『ファンタジスタ』を
・監督と選手
・選手同士
・意思疎通と判断

といった視点から整理し、「この漫画がなぜ社会の縮図として読めるのか」を解説していく。

サッカーに詳しくなくても、この作品が刺さる理由が分かる構成になっている。

目次

ファンタジスタってどんな漫画?

ファンタジスタは、天才的なファンタジーを持つ高校生・坂本 轍平を主人公にしたサッカー漫画である。

一見するとよくある「才能型主人公の成長物語」に見えるが、本作の本質はそこにない。
てっぺいは突出した技術を持ちながら、組織の中で浮き、衝突し、時に誤解される存在として描かれる。

物語では、
・身内びいきと実力主義
・衝突をどう処理するか
・言葉にしない指示をどう受け取るか

といったテーマが、サッカーを通して何度も提示される。

『ファンタジスタ』は、勝敗やゴールの爽快感よりも、人が集団の中でどう判断し、どう振る舞うかを丁寧に描いた作品だ。
そのため読み進めるほど、サッカー漫画というより「人間関係の物語」としての色が濃くなっていく。

作品名ファンタジスタ
作者草場道輝
巻数全25巻
ジャンルスポーツ サッカー
掲載誌週刊少年サンデー(1999年35号 – 2004年14号)
続編ファンタジスタ ステラ

こんな人に読んでほしい

・必殺シュートが出ないサッカー漫画が好きな人
・カッコいいおじさんキャラが好きな人
・ドキドキしたい人

気になった方は、まず試し読みしてみてください👇

【ファンタジスタ】で学ぶ社会の縮図

人間関係…監督と選手(役員と平社員)

てっぺいの姉が高校サッカー部の監督。思いっきり身内。

当初は個人技の実力がありながらも、組織プレーが全くの素人だったてっぺい。
組織プレーを重んじて指導してきた監督が、組織プレーの素人のてっぺいを試合に出場させる。
チームメイトは「監督が身内のてっぺいをひいきしている」と疑いの目。そう思うのも無理はない気がする。

現実社会でも代表取締役社長。役員は全て身内で固める。同族経営。
そんな企業がごまんとある。

作中ではてっぺいの実力とポジションごとの適性をはっきり見せつける。
現実の同族経営会社にも見習ってほしい。分不相応な人間が身内というだけで役員になる。

実力と適正。それさえあれば不満も多少は解消されるだろうに。

人間関係2…選手と選手(平社員と平社員)

日本ユース代表合宿。てっぺいと近藤の争い。
チーム内にも得意な人間もいれば苦手な人間もいる。
会社内の人間関係と同じだ。

今まで読んできたサッカー漫画は、皆仲良しこよしだったので、この設定は新鮮だった。
リアルに考えたら全員仲が良いわけがない。

近藤『悪いのはおまえを育てた指導者だろうよ!!恨むんならそいつを恨め!!その無能な指導者をな!!』

近藤からてっぺいへの挑発。
大好きな姉ちゃんをバカにされたてっぺいの気持ちがよくわかる。
これは一生埋まらない溝。
時代は違うけれどジダンの頭突き並みの事件。

小競り合いの現場を目撃したファンハーレン監督。
事情を聞いた上での一言。

ファンハーレン『ピッチ上での挑発は日常茶飯事だ。先に手を出したほうが負け、レッドカードで即退場だ。』

現実社会でも同じ。手を出した人間の罪が重い。
最高にムカついた時でも殴ったら損をするのは自分。

だけど絶対に許せない侮辱、守らなければいけない大事なもの、その一線を越えたら方法を変えて対処しよう。

意思の疎通(コミュニケーション)の大切さ

日本ユース代表合宿。

サッカーはコミュニケーションのスポーツ。
監督からパスの重要性を教えてもらう。

パスには情報を込める事が出来る。
ボールを受けパスを出す瞬間に情報を注ぎ込む。

ジャパンユースカップ。てっぺいと近藤。
それぞれのプレースタイルの違い。パスが通らない。

てっぺいの自由過ぎるプレーに苛立つ近藤は、自分のプレースタイルに合わせて動けと命令。

勝つ事を優先したてっぺいは、近藤の条件を呑む。
のちに近藤は勝つために、てっぺいの動きに合わせてパス出しをする。

現実社会で例えると、同期の社員が業績を上げるため(勝つため)に仕事をする。
しかし仕事のやり方や考え方が違い、目標数字を達成する事が出来ない。

自分(てっぺい)の方法が良いと思いながら、目標を達成するために同期(近藤)のやり方に合わせてみた。
一旦自分を抑えて相手の提案を試してみる。相手の提案を試した後ならば自分の提案も通りやすい。
二通りの方法を試せばどちらの方法が良いか結果が出る。

のちに同期(近藤)は自分の方法よりも良い結果が出る相手(てっぺい)に合わせる事にする。
数字を達成(勝つ)ために。

自分の頭で考える

日本ユース代表合宿。15分にわたる前半ロスタイム。
監督の意図が見えない。

現実社会でも訳の分からない指示を出してくる人間がいる。
そんな時何を頼りに判断するのか。

自分の頭だ。自分の頭で考えて判断して納得して選択をする。
人生はこれの連続だ。

てっぺい『だったら考えよう!!監督がオレ達に何をかそうとしてるのか…わからんかったら考えるしかなか…』

~ファンタジスタ6巻より~

ヴァレンティノ監督『ピッチの上には色んな感情が渦巻いている。』

ヴァレンティノ監督『プライド。意地。可能性。信頼。不安や挫折。』

ヴァレンティノ監督『そして…次のプレーの選択……』

ヴァレンティノ監督『さながらサッカーは人生の縮図……』

ヴァレンティノ監督『限られた人生の中で…栄光を勝ち得るために…』

ヴァレンティノ監督『なんのためにここにいるのか……今すべき事はなんなのか…』

ヴァレンティノ監督『あいつらはもう…知っている。』

~ファンタジスタ20巻より~

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中の人のあとがき

漫画の旅人

『ファンタジスタ』は、サッカー漫画だけど人生の教科書だ。
才能があっても評価されないこと。
立場だけで優遇される人間がいること。
合わない相手と同じ場所で働かなければならないこと。
感情を出したほうが負ける場面があること。
正解が分からない中で、自分の頭で判断し続けなければならないこと。
これらはすべて、現実そのものだ。
本作が優れているのは、「きれいごと」でまとめない点にある。
努力すれば報われるとも、全員が分かり合えるとも言わない。
それでも前に進むしかない、という現実を淡々と描いている。
人生はチームスポーツだ。
個人の力だけではどうにもならない場面があり、他人に合わせることも、自分を曲げることも求められる。
その中で、何を守り、何を変えるのかを選び続けるしかない。
『ファンタジスタ』は、その選択の積み重ねこそが人生だと教えてくれる作品である。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この記事が『ファンタジスタ』に興味を持つきっかけになれば幸いです。

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