【こち亀】166巻全話レビューとおすすめ回「麗子とガムダン」

2020年6月20日2025年11月25日

今日ご紹介する漫画は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』

両津勘吉を中心に、周囲の人間とのドタバタ劇を描くストーリー。
連載期間が驚異の40年。
当時日本で流行した物事が描かれており、今読み返すと作者の先見の明に驚かされる。
全201巻という事で『こち亀』の魅力は一個の記事だけではとても語り切れない。

この記事では、その中から第166巻のレビューとおすすめ回をピックアップして紹介する。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は各サービスで試し読みできます。
特徴が少しずつ違うので、使いやすいものを選んでください。

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【こち亀】166巻おすすめ回＆各話レビュー

【こち亀】166巻おすすめ回

166巻5話【がんばれ麗子の巻】

麗子が「両ちゃんに相談がある」とホテルに呼び出す。
エロい妄想をしながらホテルに行く両さん。

麗子は「実業家の仕事関係で、人気ロボットアニメシリーズ「ガムダン」について教えて欲しい」という。
ジュニア(2世)社長は35歳前後で、みんな「ガムダン」に詳しい。

そこで両さんは、マニア同士の会話の重要ポイントをまとめた資料を作り麗子にレクチャーする。

・ロボットの情報
・有名な監督の名前
・語り方
・名シーン
・プラモデル

両さんは「プラモデルはいかに本物に近づけるかが勝負」と語る。
だが麗子はプラモデルについて禁句中の禁句を言ってしまう。

麗子「本物はないでしょ。アニメのお話…」

両さんに激しく叱られながらも講義は続く。

そして麗子は女性ならではの目線で自分でもプラモデルを組み立てるが…

漫画の旅人

麗子が主役のエピソード。
両さんと麗子の距離感を表した良エピソード。
見開きのガムダンの絵に草。
評価【】

166巻6話【やってきた3人組の巻】

少年両さんシリーズ第19弾。

昭和38年葛飾区亀有。
少年両さん・豚平・珍吉は、巨大土管が設置されている工事現場に遊びに来ていた。
巨大土管をくぐり抜ける少年両さん達。

土管を抜けた先は2008年の世界だった。

そこで電極プラスと会って、自分達が未来の世界にタイムスリップしたことを知るが…

漫画の旅人

エンタメ世界ではこすりつくされたタイムスリップネタ。
お約束通り未来の自分とはほとんど絡まない。
同年代のプラスと絡むことで目線が同じになった。
評価【】

以上。『こち亀』166巻おすすめ回でした。
『こち亀』166巻をブックウォーカーで試し読みする

【こち亀】166巻各話レビュー

166巻1話【誉めて伸ばせの巻】

今日も派出所で部長の怒鳴り声が鳴り響く。
仕事中にゲームをやっていて30分間怒られる両さん。

さすがに反省するかと思いきや、さっそくゲームを始める。
そこで中川は「怒るより褒めたほうがいい」と部長にアドバイスする。

「両津に褒めるところなんて無い」という部長だが、中川の作ったシナリオ通りに褒めてみる。

・両津はモンスターハンター上手だろう
・わたしも持ってるから今度教えてくれ
・5時までに仕事が終わったら一緒にやろう

これで両さんのモチベーションが上がって仕事を始める。
人は褒められるとモチベーションが上がる。

その事を実感した両さんは、新葛飾署でも褒めることを推奨するが…

漫画の旅人

三つ褒めて一つ叱る。
人の育て方。
評価【】

166巻2話【リトライ修学旅行の巻】

新葛飾署地域交通課の秋の旅行。
マンネリという意見があったので、幹事の両さんが「中高生の京都の修学旅行」をテーマにする。

・学生服を来て京都中の寺を慌ただしく回る
・早矢の父・剣之介が怖い教師を再現
・夜の枕投げ
・寝室を抜け出して買い出し

帰宅後は番号付きの写真の展示があり、青春時代を思い出した新葛飾署一同であった。

漫画の旅人

修学旅行。
同年代と修学旅行の話をするとあるあるネタで盛り上がる。
両さんとは年代も離れているが、修学旅行の思い出はある程度普遍的なのかもしれない。
評価【】

166巻3話【マイ・フェイバリット・カフェの巻】

秋葉原で買い物を楽しむ、両さんと本田。
お茶でも飲もうと本田が選んだカフェは「ねこカフェ」

後日、派出所で「ねこカフェ」に行った話を中川と麗子とする両さん。
二人から「いぬカフェ」「さるカフェ」もあると聞いて複雑な気分になる。

そこで両さん好みのカフェが出来たと本田から連絡が来る。
「戦車カフェ」

マスコミに取り上げられて色々なカフェが乱立する。
「ジェットカフェ」「工場カフェ」「ダムカフェ」「廃墟カフェ」等…

だが最終的に両さんが選んだカフェは…

漫画の旅人

最初にメイドカフェを考えた人間は天才。
評価【】

166巻4話【いいわけ両さんの巻】

寝坊で遅刻した両さん。
派出所について早々に言い訳を始める。

冷静に部長に反論されてぐうの音も出ない両さんだが…

漫画の旅人

1話まるごと両さんの言い訳で終わる。
普通の連載では中々出来ない実験的なエピソード。
評価【】

166巻5話【がんばれ麗子の巻】

漫画の旅人

おすすめ回。
評価【】

166巻6話【やってきた3人組の巻】

漫画の旅人

おすすめ回。
評価【】

166巻7話【ジャンプ40年史の旅(前編)の巻】

週刊少年ジャンプの40周年記念パーティーが開催される。
「壇上に今まで発行した少年ジャンプを全て並べたい」という絵崎教授。

そこで絵崎教授が作ったタイムマシーンに乗って少年ジャンプを集めに行く両さんだが…

漫画の旅人

前回に続いてタイムスリップ系のエピソード。
現代の両さんが過去に行く。
少年ジャンプの創刊号からのジャンプの歴史の解説がページの下部分に載っている。
評価【】

166巻8話【逆スピンオフの巻】

両さん以外のキャラクターが一切でないエピソード。
両さんが一人で、中川・麗子・部長の三役を一人でこなす。

全員同時に出て欲しいという読者のために、動物で代役をたてる両さん。
両さん「部長!!そんな所でウンコをしないで下さい！部長やめて！」
両さん「ちゃんとトイレでして下さいよ！まったくぼけちゃってもう！」

なんだかんだ他のキャラクターが出ると思いきや…

漫画の旅人

『こち亀』のメインキャラクターは、両さん・中川・麗子・部長というのが改めてよく分かるエピソード。
評価【】

166巻9話【ジャンプ40年史の旅(後編)の巻】

166巻7話【ジャンプ40年史の旅(前編)の巻】の後編エピソード。

本田だけではなく、中川と麗子もタイムマシーンに乗せる両さん。

70年代から00年代までのジャンプ作品の解説が載っている。
ジャンプだけではなく当時の時代背景の解説も入る。

そして無事、全てのジャンプを集め終わった両さんだが…

漫画の旅人

『ジャンプ』と『こち亀』共に歴史のある二組だからこそ出来たエピソード。
オチも秀逸。連載第一話から読んでいる人は感慨深いものがあるはず。
評価【】

まとめ

漫画の旅人

久々に麗子がメインを張ったエピソードが載った166巻。
またジャンプの40周年記念に合わせてお祭りエピソードも巻の後半に3話収録されている。
この記事が『こち亀』に興味を持つきっかけになれば幸いです。

『こちら葛飾区亀有公園前派出所』はエピソードごとに魅力が満載です。
気になる回からぜひチェックしてみてください！

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