今日ご紹介する漫画は【大長編ドラえもん VOL.14 のび太と夢幻三剣士】
睡眠中に思いどおりの夢を見ることができる道具、気ままに夢見る機を使いはじめてまもなく、のび太は謎の男から『夢幻三剣士』の夢カセットを見るようすすめられる。のび太はドラえもんにたのみこんで、出たばかりの『夢幻三剣士』を手に入れ、その日からさっそく試す。さらに次の日にはジャイアンたちをむりやり自分の夢に引きこんだ。夢の内容は悪の権化、妖霊大帝オドロームが次つぎとユミルメ王国を侵略。国王は妖霊軍に頭をなやます一方、救世主白銀の剣士の登場を心待ちにしているというもの。白銀の剣士にはノビタニヤンことのび太。王女シズカリアをしずちゃんが演じ、ドラえもんが魔法使いドラモン。さらにジャイアン、スネ夫も剣士ジャイトス、スネミスとなってノビタニヤンの仲間に。はじめはなんでもない夢の中のおとぎ話だったはずが、事態は思わぬほうに急展開!! 現実が夢に、夢が現実に!? 夢盛りだくさんの大長編シリーズ第１４弾!!
まんが王国 公式サイト
全1巻 作者：藤子・F・不二雄
ジャンル：SF 夢 剣士 竜 不死身 武田鉄矢
『月刊コロコロコミック』で1993年9月号から1994年3月号まで連載されていました。
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【ドラえもん のび太と夢幻三剣士】の大体
相変わらず現実世界でぱっとしないのび太。
せめて夢の中ではスーパーヒーローでいたいと望む現実逃避の話。
はたしてのび太は夢の世界でスーパーヒーローになれるのか。
【ドラえもん のび太と夢幻三剣士】の主な登場人物
のび太
大長編の度にクズ度が増していく。
ノビタニヤン
夢の世界でののび太。白銀の剣士。
ノビタニヤンのイントネーションは永谷園でいいのだろうか。
ドラえもん
のび太を甘やかして調子に乗らせている原因。
ドラモン
夢の世界でのドラえもん。
魔法使い。ほうきがないと魔法が使えない。
しずか
外交官になって世界平和のために働くのが夢。
絶対にのび太の嫁にはならないでほしい。
シズカリア/シズカール
夢の世界でのしずか。シズカリアは王女。シズカールは旅の剣士。
シルク
夢の世界でのしずか。妖精の案内人。
スネ夫
今作では特に活躍せず。
スネミス
夢の世界でのスネ夫。ネスミスではない。特に活躍せず。
ジャイアン
今作では特に活躍せず。
ジャイトス
夢の世界でのジャイアン。特に活躍せず。
トリホー
のび太を夢の世界に引き込んだ人物。
妖霊大帝オドローム
ユミルメ国を半分以上征服している。
竜
口から火を吐く。火を浴びると石化する。血を浴びると不老不死になる。
汗を浴びると一度くらい生き返れる体になるはず。命がかかっているのに適当な予想が怖すぎる。
土の精軍団
ドロ人形の様な妖魔。切っても突いても効かない。水に弱い。
スパイドル将軍
土の精軍団を率いている。六本の腕で六本の毒剣をふるう。
ジャンボス
水の精と鉄の精を率いている。外見がゾウ。
掛け声とともにムクムク大きくなっていく。
ムクムク大きくなっていくゾウって…
さすが藤子・F・不二雄先生。大人への配慮も忘れないなんて。
最後はズブズブとめり込み先っちょになる。
【ドラえもん のび太と夢幻三剣士】の設定・用語
・知恵の実
食べると頭が良くなる実。あののび太の頭を良くしたすごい実。
・ユミルメ国
夢の世界の国。妖霊大帝オドロームにより半分以上征服されている。
・ヨラバタイ樹
雲に届くほどの大木。てっぺんに白銀の剣士セットがある。
・竜の血
浴びると不老不死になる。
【ドラえもん のび太と夢幻三剣士】で使用された主なひみつ道具
・タケコプター
空を飛べる。時速八十キロで八時間の連続運転で電池があがる。
・気ままに夢見る機とアクセサリーセット
本体、各種アダプター、夢カセット集、マイクロアンテナのセット。
・とりよせバッグ
物や人を取りよせることが出来る。ノビタニヤンにより投げ捨てられた。
・手なげミサイル
必ず当たるミサイル。
・無重力ネット
ネットで覆った先が無重力空間になる。
・大寒波発射扇
零下百度の空気を放つ扇風機。
・ミニ雷雲
雲は小さいが大きい雷雲を落とす。
・ドンブラ粉
撒くと底なし沼の様になる。
・ビッグライト
当てたものを大きくするライト。
【ドラえもん のび太と夢幻三剣士】の名言集
のび太『あい、あい、あーい。』
藤子・F・不二雄先生はバカの表現を書かせても天下一品だと思う。
のび太『僕らに何が出来るかと言う前に…僕らは何をすべきか、それを考えなくちゃいけないんだ！』
ドラえもん『いくら夢の世界に逃げても、覚めたら惨めになるだけじゃないか!!もっと現実世界で頑張らなくちゃ』
まとめ
漫画の旅人今までの大長編とは違い、これといったテーマが無いように感じた。
強いて言うなら現実世界は待ってくれないから、生き抜くために力や知恵をつけろってメッセージ。
最後の展開がジャンプの打ち切り漫画のような展開。
スネミスとジャイトスが…
毎回思うが、のび太が原因なのに責任感が無さすぎる。
今回は夢を受信するホクロを勝手につけた後、夢の終わりにはジャイアンとスネ夫には直に会って取り外しをさせた。
しずかにはしずかのママへホクロの伝言を頼んで終わりにする。
案の定しずかには何の事か伝わっていない。
自分の思い通りにならないとかんしゃくを起こす。
他人の力で思い通りの世界を作ろうとする。
他人を勝手に巻き込む。
思い通りにいかないと強制終了する。
自分のした事を見届けない。
今作ののび太は中々のクズっぷりだ。
全編を通して反面教師がテーマなのかもしれない。
大長編の第十四作目です。
1994年に「映画ドラえもん のび太と夢幻三剣士」が公開されています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
大長編ドラえもん VOL.14【のび太と夢幻三剣士】
