【美味しんぼ】61巻全話レビュー「よくぞ日本人に生まれけり」

2020年11月4日2023年9月13日

【美味しんぼ】を読んだことあるけど、一つ一つのエピソードは忘れちまったという方。

【美味しんぼ】の存在は知ってるけど、読んだことがないという方。

【美味しんぼ】実は恋愛エピソードの方が好きという方。

そんな人たちに向けて！

今回の記事は【美味しんぼ】61巻全話レビュー「よくぞ日本人に生まれけり」です。

【美味しんぼ】61巻のおすすめポイント。

・初期の【美味しんぼ】っぽいエピソード
・中期の【美味しんぼ】っぽいエピソード
・【美味しんぼ】の恋愛エピソードの終焉

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【美味しんぼ】61巻各話あらすじ&レビュー

61巻1話【猫とかつお節!?】

「東西新聞社」に赤ちゃんのお披露目に来た、近城夫妻。

だが文化部からはお祝いの品を渡しておらず、慌てる一同。

だが近城夫妻は「お祝いの代わりに子猫の飼い主を探してほしい」という。

業務命令で猫の飼い主を探すことになった山岡夫妻。

山岡夫妻は、猫好きで有名な小泉局長のもとへ向かう。

だが小泉局長は「猫は猫でも血統証付きの高級猫にしか興味はない」という。

そんな俗物根性の小泉局長に猫は任せられないと、山岡夫妻は局長室をあとにする。

俗物と言われた小泉局長は、自身の名誉のために猫の里親を一緒に探すが…

漫画の旅人

初期の【美味しんぼ】っぽいエピソード。
エピソード料理
「牛肉の南蛮揚げ」

61巻2話【再起のとき!!】

仕事が長引いた山岡夫妻。

今晩の飯を「はる」で済ますことにする。

「はる」には、北原節子という従業員が増えていた。

はるさんの料理を美味しく頂く山岡夫妻。

そんな中、一人の酔っぱらいの男性が店にやってくる。

その男性は北原の夫で、職業は画家。

だが画家としての収入はなく、北原の職場にやってきては給料の前借りを要求する日々。

酔いつぶれた男性を山岡家で介抱するが…

漫画の旅人

初期の【美味しんぼ】っぽいエピソード。
エピソード料理
「牛肉の南蛮揚げ」

61巻3話【失敗！卵豆腐】

岡星の弟の良三の相談を聞きに、「岡星」に来た山岡夫妻。

相談とは「美食倶楽部」で良三と一緒に働いていた、坂田の推薦人になってほしいということ。

だが山岡は「「美食倶楽部」に勤めていたのなら「美食倶楽部」から推薦を貰えばいいんじゃないか」という。

だが坂田には事情があり「美食倶楽部」からは推薦をもらうことはできない。

その事情とは…

漫画の旅人

栗田が海原雄山の元へ行き悪巧みをする、中期の【美味しんぼ】っぽいエピソード。
エピソード料理
「卵豆腐」

61巻4話【断筆宣言!?】

山岡家の隣人、南村夫妻が相談があると山岡家を訪ねてくる。

南村敬一が小説家を辞める。

辞める理由は大作家の肝鳥の祝賀会に出席した時に、南村の同級生でもある草蔵に自身の作品のミスを指摘されて小説家をやめたほうが良いと言われてしまったから。

山岡達は大したミスではないというも、

南村は『小説の価値は細部にあって、細かいところで間違いを犯したらそんな小説に価値はない』という。

山岡夫妻は、草蔵に会って話を聞くことにするが…

漫画の旅人

初期の【美味しんぼ】っぽいエピソード。
エピソード料理「鶏鍋」

61巻5話【新入社員のお手柄!?】

朝から怒鳴り声を上げる政治部の松川。

話を聞くと新入社員の教育に困っているとのこと。

ロン毛、ノーネクタイ、ピアス。

服装の注意をするも、聞く耳を持たない新入社員・竹間吉郎。

松川は「政治家の日柄目賢三に回想録を書いてもらおうと働きかけているが、竹間の外見や態度のせいで回想録を断られそうだ」という。

そこで山岡達に何とかしてもらおうとお願いするが…

漫画の旅人

外見が全てではないが、一番手っ取り早く判断できるものは外見。
大多数に不快に思われない外見のほうが後々楽に生きていける。
ポリシーを貫くのは大変だ。
エピソード料理
「油揚げと釜揚げしらす乗せご飯」
「たたみ鰯と煮た海苔乗せご飯」

61巻6話【よくぞ日本人に生まれけり】

前回の竹間のエピソードを尾沢とはるさんに話す山岡夫妻。

「よくぞ日本人に生まれけり」という日本人でなければ理解し難い料理。

そこで久々に文化部名物の食べ物自慢大会が開かれる…

漫画の旅人

「よくぞ日本人に生まれけり」
外国の料理にもこういう感覚の料理はあるんだろうか？

61巻7話【辰さんの贈り物】

岡星の妻の冬美が、出産の準備のためそろそろ店を休むことになる。

だが冬美は辰さんに悪いことをしたと悩んでいる。

理由を尋ねると、辰さんは冬美の赤ちゃんができたお祝いに、安産間違いなしという食べ物「うみたなごの煮付け」を持ってきた。

だが冬美は「「うみたなごの煮付け」は、赤ちゃんが逆子になって難産になると言われている」と指摘する。

それを聞いた辰さんは、ショックを受けて「岡星」から走り去ってしまう。

その出来事があってから、辰さんは「岡星」に姿を見せなくなった。

辰さんが来なくなったことで責任を感じる冬美。

山岡夫妻は二人のことを何とかしようと辰さんを探し始めるが…

漫画の旅人

同じ料理でも地域によってジンクスが変わる。
物事は多角的に見て知らないといけない。
エピソード料理
「うみたなごの煮付け」

61巻8話【盲点の食材〈前編〉】

中松警部と歌子。

大石警部とみさ子。

二組は合同で結婚式を上げることにした。

そしてブラックとテルエも結婚式をあげるという。

三組の結婚式には「究極のメニュー」を出すことになる。

おめでたいムードの中、中松警部たちが暗い顔をして山岡家に顔を出す。

理由を尋ねると、

・中松警部がお世話になった権田原権太郎署長と大石警部がお世話になった鰐口署長は犬猿の仲

お互いが「相手が結婚式に参加するならば自分は参加しない」と言いだして困っているという。

そこで山岡夫妻は、二人の署長が仲が悪い理由を聞きに行くが「他人に話すことではない」と言って理由はわからなかった。

翌日、「岡星」で食事をする山岡夫妻、三谷夫人、荒川夫人。

「小鳩の中華風空揚げ」を食べた山岡は、ブラックとテルエを巻き込んで、中松警部たちの問題を解決しようとするが…

漫画の旅人

遂に中松警部たちが結婚する。
次回へ続く。
エピソード料理
「小鳩の中華風空揚げ」

61巻8話【盲点の食材〈後編〉】

前回からの連続エピソード。

権田原署長と鰐口署長が仲違いした原因は「東西新聞社」にあった。

権田原署長と鰐口署長は25年前、外国人の密輸入者を追っていた。

首謀者が外国人だったので、途中で捜査がバレると逃げられてしまう。

極秘に操作を続けて証拠も固まり、逮捕前日「東西新聞社」に密輸事件の捜査がすっぱ抜かれてしまう。

首謀者はその記事を見て外国に逃走。

事件のことを知っていたのは、当時の署長と権田原と鰐口の三人のみ。

お互いが裏切ったと思った二人は、その出来事があってから仲が悪くなる。

憎み合っている原因がわかった山岡夫妻。

より計画が進めやすくなったと言って、ブラック・テルエの協力を得て二人の署長をおびき出すことに成功する。

そして顔を合わせた二人の署長は大喧嘩を始めるが…

漫画の旅人

密輸事件の記事を書いたのが〇〇で草。
エピソード料理
「小鳩」
「うずら」
「鶏の三種の中華風空揚げ」

まとめ

漫画の旅人

中松警部と歌子。大石警部とみさ子。ブラックとテルエ。
初期からのキャラクターが遂にゴールイン。
【美味しんぼ】の恋愛モードが終幕を迎えた感のある61巻。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。

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