【美味しんぼ】を読んだことあるけど、一つ一つのエピソードは忘れちまったという方。
【美味しんぼ】の存在は知ってるけど、読んだことがないという方。
【美味しんぼ】実は島耕作的エピソードの方が好きという方。
そんな人たちに向けて!
今回の記事は【美味しんぼ】59巻 全話レビュー「団社長のゴールイン」です。
【美味しんぼ】59巻のおすすめポイント。
・Mac信者山岡の謎理論
・団社長の正論
・オーストラリア編最終戦
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【美味しんぼ】59巻 各話あらすじ&レビュー
59巻1話【マルチメディアと食文化】
「東西新聞社」のホームページに、「究極のメニュー」のページを作成することを大原社主に命じられた山岡夫妻。
複合媒体部の藤村にページ作りをお願いするが、山岡は藤村と一悶着起こしてしまう。
藤村は食文化に対して以下のように主張する。
・食文化はくだらない。体が健康で腹が減ってれば飯は何でも美味い
・飯は健康を維持するのに過不足なく栄養素が取れればいい
・山登りが趣味だが、頂上で喉が渇いて腹が減っている時に、飲む一杯の水、かぶりつく握り飯の美味さ、それが全て
・食材や調理法がどうのこうのと、この世の一大事みたいに大袈裟に騒ぐのは愚か者のすること
それに対して山岡は以下のように反論する。
・言ってることは陳腐でおマヌケ
・パソコンでウインドウズを使って喜んでいるくらいだから、おマヌケなのも当たり前
・ウインドウズよりマックのほうが優れている
大喧嘩した二人は部屋をあとにする。
だがホームページ作りが出来なくなったことを困っているところに、政治部の松川が声をかけてくる。
事情を聞いた松川は呆れ果てるが、栗田は藤村に「もう一度喧嘩を売りたい」と伝えてほしいという。
後日、登山をする事になった山岡夫妻・藤村・松川だが…
山岡の屈指のクズエピソード。
藤村の食文化批判に対して、的外れのパソコン批判をする。
今までの山岡は、なんだかんだ正論で詰めてきたが、この件に関しては全くフォローできない。
エピソード料理
「水」
「おにぎり」
59巻2話【対決再開!オーストラリア〈1〉】
中断していた「究極のメニュー」と「至高のメニュー」の再開対決第一回は、オーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ州に決定する。
打ち合わせの帰り道、団社長から「相談がある」と声をかけられて、山岡夫妻と団社長は「岡星」へ向かう。
相談とは団社長の妹の結婚について。
団社長の妹の結婚相手・立村は、板前として働いているが「独立して自分の店を持つまでは結婚しない」という。
団社長は二人に早く結婚してもらいたいから「独立のための資金がないのなら援助させてほしい」というも断られたという。
立村が援助を断る理由は、
・銀行から借金をするのは社会的信用がある証拠
・だけど結婚相手の兄から借金をするのはただの甘え
そういう考えは団社長も嫌いではないが、最近すごくいい土地を見つけてそこで店を開けば成功間違いなしという立地条件。
そこで手付金を払って話を進めてほしいと考える団社長は、オーストラリアに行く前に山岡夫妻に立村を説得してほしいという。
山岡は、以前のオーストラリア対決で岡星に手伝ってもらったので、今回も手伝ってもらおうと声をかけるも岡星に断られる。
岡星の妻の冬美が妊娠しており、妻を置いてはいけない。
そこで山岡は、団社長の妹の結婚相手・立村をオーストラリアに連れて行こうとするが…
団社長にはいい相手がたくさんいるが結婚への踏ん切りがつかない。
まさかの立村からのタレコミ。
59巻2話【対決再開!オーストラリア〈2〉】
前回からの連続エピソード。
オーストラリア・シドニーに到着した「世界味めぐり」メンバー。
空港には、団社長達「週刊タイム」のメンバーも到着していた。
いつもオーストラリアを案内してくれる伸江が、他に仕事が入っていて案内ができないので、社員のジュディ・クリスティが代わりに案内をする。
だがジュディは、団社長の「両方の国の最大都市を結ぶ路線にファーストクラスがないのは問題」という発言に対して噛み付いてくる。
団社長は、
・ファーストクラスを利用するのは社会的に力を持った人達が多い
・ファーストクラスがないのは、そういう人たちの往来が少ないから
・日本にとってオーストラリアは観光と羊毛や鉄鉱石などの原材料しか価値がない国
・日本とオーストラリアは、今後は観光以外の関係をもっと深いものに推し進めるべき
それに対してジュディは、
・拝金主義の日本人にそんなことができるわけがない
そして団社長も、
・日本人のことを拝金主義とかエコノミックアニマルというのは、日本の文化のことを知ろうとしない傲慢な欧米人の偏見と中傷
と二人は大喧嘩する。
そして取材の最中にもジュディと団社長達は言い争いをする。
マッシュルームサラダを食べる一同。
ジュディは「日本のマッシュルームはこんなに美味しくなく値段も高い、そして大きいマッシュルームがなかった」と話す。
それに対して近城が、
・大きいマッシュルームは美味しいわけがない
・オーストラリア人は何でもデカいのが好き
・味なんかどうでも良い
と話してまたもジュディと揉める。
団社長は「今のは近城の発言も悪いが、一番の問題はジュディが日本人に対して悪感情抱いているのが一番の問題。そしてそんなに日本人が嫌いなら、日本人を相手にする仕事を選ばなければいい。」と切り捨てる。
だがジュディは「最初は日本も日本人も好きだったが、嫌いになったのには理由がある」と話す。
まずは「マッシュルームについて証明する」と言って、近くのマッシュルーム農場に皆で向かうが…
次回へ続く。
エピソード料理
「マッシュルームサラダ」
59巻2話【対決再開!オーストラリア〈3〉】
前回からの連続エピソード。
マッシュルーム農場に来た一同。
だが食べないと大きいマッシュルームが美味しいかどうかわからない。
そこで山岡達は、日本人の口に合う料理法を考える。
・マッシュルームのトマトソース詰めにチーズをかけたもの
・マッシュルームのグラタン詰めにチーズをかけたもの
大きいマッシュルームが美味しいことがわかった一同。
そして団社長は、ジュディが日本を嫌いになった理由を聞いてみるが…
次回へ続く。
エピソード料理
「マッシュルームのトマトソース詰めにチーズをかけたもの」
「マッシュルームのグラタン詰めにチーズをかけたもの」
59巻2話【対決再開!オーストラリア〈4〉】
前回からの連続エピソード。
シドニー湾に連れてこられた一同。
ジュディは日本を嫌いになった理由を話す。
・日本人は、自分自身の伝統文化を投げ捨て白人文化の真似事をする
・過去の戦争責任を知らない、無責任で冷酷な国
・経済大国になった後は経済でアジアを支配している
それに対して団社長は、
・日本には外国の影響もあるが、アニメ等の新しい文化も生まれている
・そもそも500年間の地球の歴史を見ると、白人によるアメリカ、アジア、アフリカの侵略の歴史
・オーストラリアの先住民を殺してオーストラリアを建国した
・オーストラリアはアメリカが奴隷制度を廃止した後も続けていた
・オーストラリアはパプア・ニューギニアを実質、植民地にしていた
二人の言い争いはホテルに戻っても収まらない。
山岡達は日本そばを食べに行くが…
次回へ続く。
エピソード料理
「日本そば」
59巻2話【対決再開!オーストラリア〈5〉】
前回からの連続エピソード。
日本そばを食べて、団社長とジュディが心を通じ合わせることができるかもしれないと考える山岡。
・ここの日本そばは、日本人とオーストラリア人が協力してタスマニアで栽培した
・それを日本人の主人が打ち上げた
・ここの日本そばは、日本の文化とオーストラリアの文化が融合している
だからここの日本そばのようなものを見つければ、二人の心が通じ会えるかもしれない。
日本そばを食べてホテルに戻った一同。
団社長とジュディは非常に険悪な雰囲気。
そして取材予定表に従って、パン研究所に取材に行く一同だが、またも団社長とジュディが言い争いを始める。
さすがに山岡も堪忍袋の緒が切れて「団社長とジュディに落とし前をつけてもらう」と言って、オーストラリアで一番と言われているシェフのレストランで、晩飯をごちそうしてもらうが…
次回へ続く。
59巻2話【対決再開!オーストラリア〈6〉】
前回からの連続エピソード。
日本人シェフが経営するレストランで晩飯を楽しむ一同。
・美味しいものを食べると心を通わせることが出来る
・なのに話し合いで心を通じ合えないのはなぜ?
・日本とオーストラリアの関係は、人間同士の心のつながりが大事だと思う
だがジュディも団社長も落ち着くかと思いきや、皆の迷惑にならないように二人だけで議論を続けるという。
翌日、フレミントン青物市場、ナランデラ米農場、グーネラバ・マカデミアナッツ農場、フィッシュマーケットで取材をする。
フィッシュマーケットで海原雄山と出会い、「材料を探す場所を間違えないことだな」と言われて…
次回へ続く。
エピソード料理
「オーシャントラウト・スクオップ(小鳩)」
59巻2話【対決再開!オーストラリア〈7〉】
前回からの連続エピソード。
「至高のメニュー」との対決当日。
団社長とジュディは、またも朝からやりあっている。
団社長のことは諦めて、「至高のメニュー」との対決に専念することにした山岡夫妻。
今回の「究極のメニュー」のテーマは、「日本とオーストラリアの友好と親善」。
だが「至高のメニュー」のテーマも、「日本とオーストラリアの友好」で非常に似通っている。
そして「ウィチェッティグラブのポタージュ」を食べるが…
次回へ続く。
エピソード料理
「ウィチェッティグラブのポタージュ」
59巻2話【対決再開!オーストラリア〈8〉】
前回からの連続エピソード。
・日本の文化とオーストラリアの文化を結びつけて新しい文化を作れば、オーストラリアに貢献することになる
そう考えた海原雄山の次の至高のメニューはおせち料理。
おせち料理は日本人にとって、一年で一番晴れがましい特別な料理。
一方、オーストラリア人にとっては、クリスマス料理が一番晴れがましい料理。
クリスマスと正月は一週間しか違わない。
それならば早めにおせち料理を作って、オーストラリア人の家に行ったらどうか?
おせち料理の中の一つでも、お祝いの料理として根付かせることができたら、オーストラリアの文化をより豊かにするのに貢献できる。
おせち料理の中身は、
・キングクラブの蒸し似
・蒸しアワビ
・ラムの刺身
・レンコン、大根、ニンジンの酢の物
対して究極のメニューは、お弁当で対抗する。
・ニュー・サウス・ウェールズ州の米を使った、エンドウ豆の炊き込みご飯
・シマアジを締めたもの
・野菜のテリーヌ
・エミューの生ハムのサラダ
・ザリガニのニンニク風味のバター焼き
・赤飯まんじゅう
勝敗は…
団社長のゴールイン。
エピソード料理
至高のメニュー
「キングクラブのおせち料理」
究極のメニュー
「お弁当」
まとめ
オーストラリア対決の最終戦を収録した59巻。
登場キャラクターがどんどん所帯持ちになっていく。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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それではまた次の記事でお会いしましょう。
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