【サランドラの壺】光原伸の短編集に潜む“願いと代償”の恐怖と人間ドラマを考察

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この記事を読むと、光原伸の短編集『サランドラの壺』の中から、特に印象的な5つのストーリーの“怖さと切なさ”がわかります。
さらに、筆者が選んだお気に入りエピソード『マジック・セラー ~ラスト・コール~』を深掘りし、作品全体に通じる「願い」「代償」「人間の闇」を解説します。

目次

『サランドラの壺』ってどんな漫画?

『アウターゾーン』で知られる光原伸による短編集。
「壺」「電話」「銃」「願い」といった小道具を通して、人間の欲望と恐怖を描く5つの物語が収録されています。
ホラーでありながらどこか切なく、“怖さの中にある人間ドラマ”が魅力の一冊です。

作品情報

作品名サランドラの壺
作者光原伸
巻数全1巻
ジャンルミステリー/サスペンス/ホラー/ゾンビ/銃/メール/黒電話
掲載誌週刊少年ジャンプ/スーパージャンプ/オースーパージャンプ

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サランドラの壺』を読む

『マジック・セラー ~ラスト・コール~』

黒電話をフリーマーケットで手に入れた高校生・芹沢徹。
通話線が繋がっていないはずの電話に、ある夜“女性の声”から着信が入る。
「自分の電話番号にかけたのになぜ電話がつながるの?」――その一言から始まる、奇妙な会話。

電話はやがて日を追うごとに回数を増し、徹と女性の間には、現実とも夢ともつかない関係が生まれていく。
“声だけの距離”で繋がる二人。だが、その線の先には、想像もしなかった“真実”が待っていた。

この物語の魅力は、ホラーでありながら“優しさ”が残る点にあります。
黒電話というレトロな装置が、過去と現在、死者と生者、孤独と希望を繋ぐ。
光原伸特有の「オチの怖さ」だけでなく、“人と人の繋がり”という人間的テーマをしっかり内包しているのです。

読み終えたあとに残るのは、恐怖よりも寂しさと余韻。
電話越しに語りかける“声”の正体を知ったとき、あなたもきっと、静かに受話器を置きたくなるでしょう。

サランドラの壺』の掲載作品

アウターゾーン』の作者、光原伸先生の短編集。以下の作品が収録されています。

サランドラの壺
週刊少年ジャンプ 1998年6号掲載。

非情の標的
スーパージャンプ 2001年17号掲載。

絶対安全サーヴィス会社
オースーパージャンプ 2002年7月号掲載。

マジック・セラー 〜ラスト・コール〜
週刊少年ジャンプ 1989年サマースペシャル掲載。

リボルバー・クイーン
週刊少年ジャンプ 1987年サマースペシャル掲載。

まとめ

漫画の旅人

光原先生の特徴である、ホラー、ミステリー、エロ、不思議道具が散りばめられています。
個人的に好きな作品はマジック・セラー 〜ラスト・コール〜
結果的に定番のネタとラストでしたが楽しめました。
またハッピーエンドで終わるところも希望があっていいですね。
『アウターゾーン』が好きな方なら楽しめると思います。
この記事が『サランドラの壺』に興味を持つきっかけになれば幸いです。

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関連作品

『アウターゾーン』

ホラー、オカルト、SF、エロを題材にした基本的に一話完結の作品。

前編を通してミザリィという謎の女性人が案内人を務める。

『アウターゾーン リ:ビジテッド』

17年ぶりのシリーズ再開となった『アウターゾーン』の新作。

2016年9月27日配信を最後に発表がストップしている。

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