【美味しんぼ】3巻 全話レビュー「カツオにマヨネーズ」

【美味しんぼ】を読んだことあるけど、一つ一つのエピソードは忘れちまったという方。

【美味しんぼ】の存在は知ってるけど、読んだことがないという方。

純金を買おうか悩んでいるという方。

そんな人たちに向けて！

今回の記事は【美味しんぼ】3巻 全話レビュー「カツオにマヨネーズ」です。

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【美味しんぼ】ってどんな漫画？

作品情報

作品名	美味しんぼ
作者	原作：雁屋哲 作画：花咲アキラ
巻数	既刊111巻
ジャンル	料理
掲載誌	ビッグコミックスピリッツ
連載期間	1983年20号 –
アニメ	1988年10月17日 – 1992年3月17日
ドラマ	1994年-1999年
映画	1996年4月13日

※以下ネタバレが有るのでご注意下さい。

【美味しんぼ】3巻 各話レビュー

3巻1話【炭火の魔力】

鰻屋の板前が包丁を振り回して中松警部に逮捕される。

板前に何故包丁を振り回していたか話を聞くと、

「老舗で培った炭火焼きの鰻の作り方にこだわるが、ガス焼きで合理化をすすめる若旦那との間で意見が対立してる」からと答える。

そこで中松警部は、食い物のトラブルなら山岡ということで全面的に任せてくるが…

3巻2話【和菓子の創意】

新しく出来た和菓子屋に立ち寄る、山岡・栗田・田畑・花村。

和菓子の出来は非常にいいが、こだわりの材料を使い儲けが殆どないと言う主人。

そこで山岡は、海原雄山の師匠で自身も世話になっている、唐山陶人(とうやま とうじん)を紹介する。

だが和菓子の世界は厳しく、「味は及第点だがオリジナルの和菓子じゃないと仕入れることは出来ない」と言う。

山岡は味だけではなく、触感も楽しめる全く新しい和菓子を作り出し…

3巻3話【土鍋の力】

純金の鍋でフグを楽しむ、大原社主の知り合い・鶴森会長。

だが純金の鍋でフグが美味しいと感じたのは去年までで、今年は純金フグ鍋の味が今ひとつ足りなく感じている。

山岡「純金の鍋なんぞを作って喜んでいるただの成金から成長した証拠です。」

そして老舗のすっぽん鍋屋から、30年使い続けた古鍋を借りる山岡だが…

3巻4話【料理のルール】

カモ料理で有名なパリの高級レストラン「ル・キャナル」の開店祝賀パーティーに招待された、山岡・栗田・谷村・富井副部長。

そのパーティーには海原雄山も招待されていた。

カモ料理を血のソースで美味しく頂く一同。

だが海原雄山は、血のソースではなくわさび醤油でカモ料理を食べて「こっちのほうが美味い」と周囲に振る舞う。

そして周囲の客も「わさび醤油のほうが美味い」と絶賛する。

海原雄山は「料理の完成度としては懐石料理のほうが上。カモ料理のようにソースでもわさび醤油でも食える曖昧さはない」と豪語する。

それを聞いた山岡は黙っていられない。

山岡「情けない連中だ。慣れ親しんだわさび醤油の味にしがみついて、自分にとっての新しい味である血のソースの味をわかろうとしないんだからな。感受性がせまいんだ。」

海原雄山に「懐石料理で指定した食べ方以外の食べ方を見せてみろ」と言われる山岡だが…

3巻5話【醤油の神秘】

食欲のない花村。

理由を尋ねると「ある男性に一目惚れした」と言う。

休日にスキーに行った際、車が雪で止まってしまい立ち往生をしていた。

そこに車が通りかかり助けてもらい、男性からせんべえをもらった。

名前を尋ねようとした花村だが、名乗らずに男性は立ち去ってしまう。

載っていた車が品川ナンバー以外の手がかりがなく、二度と会えないのかと元気がなかった。

男性からもらったせんべえはとても美味しくて、品川中のせんべえの名店を探しに行くが…

3巻6話【接待の妙】

アフリカの飢餓を救うために、東西新聞社で募金活動を始める。

谷村と栗田は、日本で5指に入る石油会社に寄付金をお願いしに行く。

だが石油会社の成沢社長は、日本3大ケチとして名高い男だった。

そして成沢社長は「何か美味いものでもご馳走してくれば財布の紐が緩む」と言う。

さっそく大原社主は成沢社長を高級料亭に招待する。

しかし成沢社長は激高して帰ってしまう。

成沢社長は「アフリカの飢餓を救うために募金活動をするのなら、今日の料理に金を使わずにその分をアフリカに送ればいい」。

筋の通った言い分に何も言えない大原社主。

そこで山岡はもう一度成沢社長を食事に招待するが…

3巻7話【美声の源】

東西新聞社の創立100週年記念に、ドイツオペラ団を招いて日本で公演をしてもらう。

オペラ団のマリア・セレーネは、世界最高のソプラノ歌手。

だが公演の途中で声が出なくなり途中退場してしまう。

セレーネは、日本公演の前に東欧とソ連で公演をしていたが、気候が合わなくてホームシックになっていた。

そこで故郷の味を食べて元気を出してもらおうとした山岡だが…

3巻8話【肉の旨味】

花村とせんべえやの三谷が、恋のキューピッドのお礼に、山岡・栗田・田畑をステーキ屋に招く。

この店は華麗で独創的な数々の前菜と、日本で一番美味しいと評判の大南牧場の牛肉を取り扱っていることで評判がいい。

食事の前に栗田達に釘を差される山岡。

栗田「山岡さん、今日は料理に文句つけるの無しよ。」

田畑「そうよ、レストランの人とやりあって、花村さんと三谷さんの気持ちを壊したりしないでね。」

前菜は美味しかったが、メインのステーキに不満を持つ山岡と三谷。

そこに大南牧場のオーナーが現れてステーキを注文する。

大南牧場のオーナーは、ステーキを食べた途端泣きわめいてしまい…

3巻9話【昼メシの効果】

毎日のランチのメニューに悩む富井副部長。

そこで東西新聞社の社員全員に、各自が美味しいと思う定食屋をあげてもらい、リストを共有する案をたてる。

だが政治部の松川は、定食屋のリスト作りに非協力的で、

「新聞社の顔は政治面と社会面が支えている。文化部は東西新聞社の盲腸」と吐き捨てる。

「悔しかったら特ダネの一つでも抜いてみろ」と言って、時期総裁選の取材に行ってしまう。

そして山岡も次期総裁選の取材に向かう。

しかし松川が取材をしている最中に山岡は弁当を食べ始めて…

オマケ：富井副部長のKY行動

その2：たとえツッコミのヘタな上田晋也

独身の女性に対して落語に例えて「一目惚れするのは婚期を逃した女の焦り」と言い放つ。

3巻5話【醤油の神秘】より

富井副部長の過ちから学び、同じ轍を踏まないようにしよう。

まとめ

美味しんぼ 3巻

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「紹介している作品は、2022年1月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、最新の配信状況はU-NEXTサイトにてご確認ください。」